一瀬幸人氏(肺がん 福岡県・国立病院機構九州がんセンター)
九州がんセンター統括診療部長兼呼吸器部部長を務めています。
週刊誌や書籍、マスコミ等でもしばしば名前が挙がる、肺がん治療の名医です。
今まで治療法がなく、治ることが困難であるがん性胸膜炎(一側の胸の中にがんが広がった状態)、胸壁や血管にがんが進展した局所進行肺がんに対し、放射線、化学療法そして手術療法を組み入れた治療法の確立に力を入れています。
九州がんセンターでは、肺癌、中皮腫、縦隔腫瘍などの胸部腫瘍に対し 内科、外科、放射線科という科ごとの壁はなく総合的、集学的な治療を行っています。
中川健氏(肺がん 東京都・癌研有明病院)
癌研有明病院の呼吸器外科部長を務めており、吸器疾患、特に悪性腫瘍の外科療法を専門にしています。
従来手術が非適応とされた進行肺がんに対する拡大手術に取組む一方、負担の少ない縮小手術についても研究しています。
肺転移に対する外科療法にも積極的に取組んでおり、多くの治癒実績を誇っています。
肺がんケアの最新情報を紹介した「肺がん患者ケアガイド」を執筆。
有田健一氏(肺がん 広島県・広島赤十字・原爆病院)
1974年広島大学医学部を卒業。
2004年に広島県医師会常任理事(腫癌登録・地域がん登録・医務・薬務・医療秘書担当)に就任しました。
肺がんに対する抗がん剤治療の中でも特に、早期に転移しやすく悪性度の高い肺の小細胞がんに対して「抹消血幹細胞移植を併用した超大量化学療法」で完治に導く治療法において、全国レベルの実績を残しています。
有田健一氏らは、全国規模の臨床研究グループの一員として、常に治療内容・成績を検討しながら、この治療法の確立に努力しています。