福岡県 4病院
国立病院機構 九州医療センター
★診療科目 外科 福岡県福岡市中央区地行浜1-8-1 ℡092-852-0700
食道がんの症例数は著しく増えており、年間20例前後の手術をこなしている。手術は定型的な開胸・開腹術が大部分を占めるが、耳鼻科・形成外科と共同で遊離空腸移植を伴う頚部食道癌・下咽頭癌手術も積極的に行い、良好な結果を得ている。
国立病院機構 九州がんセンター
★診療科目 消化器外科 福岡県福岡市南区野多目3-1-1 ℡092-541-3231
九州の食道がん実力病院として有名。できる限り機能を温存しつつ、根治性も追求した手術術式を取り入れている。食道がんでは気管支や心臓、肺の神経を温存してリンパ節の廓清を行い、術後の肺や心臓の合併症の防止に努めている。
済生会福岡総合病院
★診療科目 外科 福岡県福岡市中央区天神1-3-46 ℡092-771-8151
食道切除再建術から虫垂切除術、痔核手術まで消化管全般にわたり、あらゆる疾患に対応。また消化器癌(胃癌、大腸癌)に対する集学的治療、特に化学療法を充実させ、外来化学療法をおこなっている。
久留米大学病院
★診療科目 消化器病センター 福岡県久留米市旭町67 ℡0942-35-3311
九州内では食道がんの手術件数は第2位。早期食道癌、胃癌および大腸癌の内視鏡的粘膜切除術およびレーザー治療等、常に最先端の治療法を導入し、他県や他大学からの紹介も多数ある。
佐賀県 1病院
佐賀県立病院好生館
★診療科目 外科 佐賀県佐賀市水ヶ江1-12-9 ℡0952-24-2171
食道がんの手術件数では、佐賀大学病院と並び県内トップクラス。腹腔鏡手術、内視鏡下手術などの新しい技術に積極的に取り組み、患者により低侵襲な方法で治療を行えるよう心掛けている。
大分県 1病院
大分大学病院
★診療科目 外科 大分県由布市挟間町医大ヶ丘1-1 ℡097-549-4411
食道がんの手術件数は年間約40件と、大分県はもとより九州ではトップクラス。食道がん切除例のうちの70%の患者は胸腔鏡による胸部食道切除を受けている。
鹿児島県 1病院
鹿児島大学病院
★診療科 外科 鹿児島県鹿児島市桜ヶ丘8-35-1 ℡099-275-5111
鹿児島県内では食道がんの手術件数は第1位。同じ食道癌でもその進行具合によって治療は異なり、治療は大きく手術、放射線治療、化学療法の組み合わせが行われている。
胃がん治療後の生活:腹痛・便秘、腸閉塞の対処法
手術後、傷が治るまでの過程で、腸の癒着が生じることがあります。癒着とは、炎症などにより、本来離れているべき組織同士がくっついてしまうことをさします。
腸の場合、腸管が曲がりくねっているので、隣接している腸管や腹膜などにくっついてしまうことがよくあります。すると、腸管が折れ曲がったり、ねじれたり、締め付けられるようになります。
癒着した部分は、詰まりやすいことも挙げられます。繊維質のものを多く食べたときは、消化しきれずに残ったものが、狭くなった部分にひっかかって、流れを止めてしまうこともあります。
たまった内容物の圧力と、流そうとする腸の運動によって、腹痛をもたらします。腹痛にも感じ方はいろいろありますが、きりきりとしたような痛みがあるのが特徴です。また、流れが止まってしまっているため、腸の内容物が戻ってきて、吐き気や嘔吐をするようになります。
腸の癒着は、便通にも影響を与えます。そして、腸閉塞も引き起こすことがあります。
腸閉塞への対処法
手術後の腸閉塞の原因は、ほとんどが腸の癒着です。まれに、再発したがんが大きくなって、腸を圧迫する場合もありますが、まずは腸の流れを滞らせないように心がけましょう。
食べたものが腸にひっかかりやすくなっているので、よく噛んで食べるようにしましょう。便秘がちな人は、薬などを使って、便通をよくしましょう。体を適度に動かすことも大切です。
無理に食事を摂るのも控えましょう。お腹の調子が悪いときは、水分をとって様子を見ます。
腹痛とともに吐き気があり、嘔吐したような場合は、血行障害とともに腸閉塞が起きていると考えられます。その際は、すぐに病院で手当を受ける必要があります。
腸の場合、腸管が曲がりくねっているので、隣接している腸管や腹膜などにくっついてしまうことがよくあります。すると、腸管が折れ曲がったり、ねじれたり、締め付けられるようになります。
癒着した部分は、詰まりやすいことも挙げられます。繊維質のものを多く食べたときは、消化しきれずに残ったものが、狭くなった部分にひっかかって、流れを止めてしまうこともあります。
たまった内容物の圧力と、流そうとする腸の運動によって、腹痛をもたらします。腹痛にも感じ方はいろいろありますが、きりきりとしたような痛みがあるのが特徴です。また、流れが止まってしまっているため、腸の内容物が戻ってきて、吐き気や嘔吐をするようになります。
腸の癒着は、便通にも影響を与えます。そして、腸閉塞も引き起こすことがあります。
腸閉塞への対処法
手術後の腸閉塞の原因は、ほとんどが腸の癒着です。まれに、再発したがんが大きくなって、腸を圧迫する場合もありますが、まずは腸の流れを滞らせないように心がけましょう。
食べたものが腸にひっかかりやすくなっているので、よく噛んで食べるようにしましょう。便秘がちな人は、薬などを使って、便通をよくしましょう。体を適度に動かすことも大切です。
無理に食事を摂るのも控えましょう。お腹の調子が悪いときは、水分をとって様子を見ます。
腹痛とともに吐き気があり、嘔吐したような場合は、血行障害とともに腸閉塞が起きていると考えられます。その際は、すぐに病院で手当を受ける必要があります。
肺がんと間違えられ易い病気:気管支拡張症
血痰が出たり口から血を吐いたりしたら、肺がんではなく気管支拡張症かもしれません。
気管支拡張症は、肺がんなど他の気道の病気によく似た症状が表れる病気です。
気管支拡張症の原因や症状
気管支が拡張し元に戻らなくなる!
口や鼻から吸い込んだ空気が、肺へ届くまでの通り道となるのが気管支です。
この気管支が風船のように拡張し、元に戻らなくなってしまう病気が気管支拡張症です。
気管支の拡張は、肺の一部に起きる場合と、肺全体に起きてしまう場合とがあります。
気管支拡張症は人間だけがかかる病気ではありません。
犬や猫などの動物にもみられることがあり、特に牛に多いと言われています。
つまりあなたが今飼っているペットも、この病気を発症する可能性があるということです。
感染症や免疫異常など原因はいろいろ
気管支が拡張する原因には、感染症、免疫異常、気道閉塞など色々あります。
先天病が原因疾患となっている場合もあり、例としてはインモータイル・シリア症候群やカルタゲナー症候群などが挙げられます。
インモータイル・シリア症候群は、菌などの異物から気道を守る役目のある気道粘膜の線毛が正常に働かないため、しばしば肺感染症を引き起こす病気です。
後者のカルタゲナー症候群は、たいへん珍しい遺伝性疾患であり、気管支拡張症のほかにも副鼻腔炎や、すべての内臓が左右逆に配置される内臓逆転症などの原因となる病気です。
1日に100mlの血痰が出る
気管支が拡張すると、血管が増えて浄化作用が弱くなり、血痰や喀血が起こります。
慢性の咳が表れるのもこの病の特徴であり、スムーズに呼吸をすることができません。
病状がひどい場合は、1日に100mlもの痰が出ることもあります。
合併症として最もよく併発するのは慢性副鼻腔炎ですが、慢性副鼻腔炎のほかにも肺炎、気管支炎、膿胸、肺膿瘍といった病気を発症しやすい状態になります。
画像検査や呼吸機能検査などで診断
診断のためには、胸部エックス線検査や、胸部CT検査などの画像検査を行います。
気管支の壁が厚くなっている様子や、拡張した気管支に水がたまっている様子などが映し出された場合は、気管支拡張症の可能性が強いです。
もし気道閉塞が原因となっていた場合は、呼吸機能検査で異常がみつかります。
他にも気管支鏡検査などがありますが、この検査は出血している場所を特定したり、組織の採取により細菌の種類を調べたりするのに役立ちます。
治療にはさまざまな薬が使われます
治療は主に薬物療法ですが、病状に合わせてさまざまな処置を行います。
使用される薬には、痰を排出するための喀痰調整薬や、気管支拡張薬、マクロライド薬などさまざまなものがあります。抗菌剤を投与することもありますが、これは感染症を合併している場合です。
また薬以外にも、薬剤を肺に届きやすくするための吸入療法や、体を傾けて痰を出しやすくする体位ドレナージが行われることもあります。
血痰や喀血があまりにも長く続くようであれば、内視鏡的止血法や気管支動脈塞栓術、外科手術などを検討しなければなりません。
気管支拡張症は、肺がんなど他の気道の病気によく似た症状が表れる病気です。
気管支拡張症の原因や症状
気管支が拡張し元に戻らなくなる!
口や鼻から吸い込んだ空気が、肺へ届くまでの通り道となるのが気管支です。
この気管支が風船のように拡張し、元に戻らなくなってしまう病気が気管支拡張症です。
気管支の拡張は、肺の一部に起きる場合と、肺全体に起きてしまう場合とがあります。
気管支拡張症は人間だけがかかる病気ではありません。
犬や猫などの動物にもみられることがあり、特に牛に多いと言われています。
つまりあなたが今飼っているペットも、この病気を発症する可能性があるということです。
感染症や免疫異常など原因はいろいろ
気管支が拡張する原因には、感染症、免疫異常、気道閉塞など色々あります。
先天病が原因疾患となっている場合もあり、例としてはインモータイル・シリア症候群やカルタゲナー症候群などが挙げられます。
インモータイル・シリア症候群は、菌などの異物から気道を守る役目のある気道粘膜の線毛が正常に働かないため、しばしば肺感染症を引き起こす病気です。
後者のカルタゲナー症候群は、たいへん珍しい遺伝性疾患であり、気管支拡張症のほかにも副鼻腔炎や、すべての内臓が左右逆に配置される内臓逆転症などの原因となる病気です。
1日に100mlの血痰が出る
気管支が拡張すると、血管が増えて浄化作用が弱くなり、血痰や喀血が起こります。
慢性の咳が表れるのもこの病の特徴であり、スムーズに呼吸をすることができません。
病状がひどい場合は、1日に100mlもの痰が出ることもあります。
合併症として最もよく併発するのは慢性副鼻腔炎ですが、慢性副鼻腔炎のほかにも肺炎、気管支炎、膿胸、肺膿瘍といった病気を発症しやすい状態になります。
画像検査や呼吸機能検査などで診断
診断のためには、胸部エックス線検査や、胸部CT検査などの画像検査を行います。
気管支の壁が厚くなっている様子や、拡張した気管支に水がたまっている様子などが映し出された場合は、気管支拡張症の可能性が強いです。
もし気道閉塞が原因となっていた場合は、呼吸機能検査で異常がみつかります。
他にも気管支鏡検査などがありますが、この検査は出血している場所を特定したり、組織の採取により細菌の種類を調べたりするのに役立ちます。
治療にはさまざまな薬が使われます
治療は主に薬物療法ですが、病状に合わせてさまざまな処置を行います。
使用される薬には、痰を排出するための喀痰調整薬や、気管支拡張薬、マクロライド薬などさまざまなものがあります。抗菌剤を投与することもありますが、これは感染症を合併している場合です。
また薬以外にも、薬剤を肺に届きやすくするための吸入療法や、体を傾けて痰を出しやすくする体位ドレナージが行われることもあります。
血痰や喀血があまりにも長く続くようであれば、内視鏡的止血法や気管支動脈塞栓術、外科手術などを検討しなければなりません。
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