子宮内膜症の合併症:不妊症

子宮内膜症であるから、妊娠が出来ないかと言えば、必ずしも不妊症になるとは限りませんが、不妊症の患者の多くが子宮内膜症であることは事実です。
子宮内膜症は発病して、月経を重ねる度に進行するものですから、若い人では子宮内膜症でも妊娠する人はいます。
子宮内膜症になって、症状が悪化すれば、卵管・卵巣といたホルモン分泌や卵子の着床までの工程を妨害する機能障害が数多く発生するために、高い確率で不妊症になると言えます。
癒着が始まるような症状にまで子宮内膜症を進行させた場合、母体にとって深刻な事態です。
癒着の度合いによっては切開して切り離す事も出来ないため、子宮や卵巣の摘出手術の方法しか治療の選択肢がない場合があります。 不妊が子宮内膜症が原因の場合は、出来るだけ早期の治療が重要になってきます。
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大腸がんの検査:注腸造影検査

注腸造影検査は、大腸内にある便を下剤などを用い取り去ったあと、肛門からバリウムを注入してさらに空気を入れて大腸を膨張させ、そしてレントゲン撮影をする方法です。
簡単そうな検査方法ですが、大腸にたまった便を取り除くのはけっこう大変で、前日から食物繊維の少ない食事にして、さらに検査前には浣腸をする必要があります。
注腸造影検査では、がんやポリープの他にも炎症や病変の大きさや位置などが確認できます。他の検査方法と違い大腸全体を一目で見ることができますし、バリウムを飲むので病変の見逃しも少ないようです。
一方でデメリットもあります。空気を大腸内に入れることで腹部が張ったり、検査終了後にはバリウムを排出しなければならないので再度下剤を服用しなければならなかったりと、患者さんの負担も大きくなってしまいます。
最近では内視鏡検査の技術が進歩しているため、この注腸造影検査はほとんど行われなくなりました。この検査を受ける人は貧血や出血のために内視鏡検査を受けることができない場合だそうです。
妊娠中の人はエックス線による被爆がある恐れがあるので必ず避けるようにしています。
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