胃がん 免疫力を上げる

がんの予防の1つとして、がんに対する抵抗力をつけるために、免疫力を高める方法があります。
免疫力を高めるためには、どのような食事を心がければよいのでしょうか。
おすすめの食材として玄米があります。
玄米には、糖質をはじめ、たんぱく質、脂質が含まれ、ビタミンバランスも整っています。
また、ミネラルも豊富で、健康な細胞をつくるのに、非常に良い構造をしています。
玄米に少しおかずを加えるだけで、必要な栄養分が十分摂取することができます。
玄米は、体を冷やさない効果があります。近年、低体温、低血圧、冷え性の方が多く、これらの要素を持ち合わせている人は、血液の循環が悪いため、汗もかきにくくなっています。
このような体質になると、免疫細胞が活発に動かなくなるため、免疫力も低下してしまいます。
このような事態を避けるためにも、玄米は役立ちます。
ポリフェノールも積極的に摂りたい成分です。人の体では、活性酸素が常に発生しています。この活性酸素は、脂肪と結び付くと、がんの原因になる成分です。
ポリフェノールには、この活性酸素を取り除くことができる抗酸化作用があります。ポリフェノールを豊富に含む黒豆や黒ゴマ、プルーンなどを食べることをお勧めします。
           1-2.gif

肺がんと遺伝との関係

がんの遺伝については、現在はまだ研究段階で、明確なことはまだ解明されていません。
 しかし、大腸がんについては遺伝性があることが認められていて、その他のがんについては遺伝性については断言できません。
 肺がんについては遺伝性は、がん遺伝子的素因との関連が深いと考えられる事で、直接関与するものではないようです。
 しかし、がんは一部を除いて遺伝はしないと考えられています。
 また、遠回しな言い方になりますが、肺がんにかかりやすい体質が遺伝するともいわれます。
これは、肺がんは遺伝性があると解釈すればよいのでしょうか。
 肺がんは、そもそも肺の正常な細胞ががん化することで発症します。
 これは、正常な細胞の遺伝子情報が狂い、正常な細胞にならず悪性のがん化した細胞に変異することで始まり、徐々にがん腫瘍を形成するものです。
 肺がんの遺伝性は統計から見ると、家族にがんの発症歴がある家族とそうでない家族とでは、明らかに発症歴のある家族の方が、がんの発症の確立が高いことがわかります。
 その確立は3倍にもなります。
 いかし全く関係ない場合もあることから、確立はどの程度まで数値が上がれば、遺伝性が認められるかの判断になります。
 また、肺がんの発症には日常の生活習慣や食生活、喫煙歴があることも関係します。
 肺がんの発症リスクに遺伝子が関係しているとすれば、がん抑制遺伝子の一つである「p53がん抑制遺伝子」が関わっていると考えられます。
 この「p53がん抑制遺伝子」を利用した遺伝子療法が、現在臨床の段階で研究されています。
 肺がんと遺伝の関係は明確ではありませんが、遺伝子を利用して治療法は、有効な治療法として確立しようとしています。
img_gene05_illust01.gif

卵巣がんの病期(ステージ)

卵巣がんのステージは下記の通りです。
・I期
がんが片側、もしくは両側の卵巣にだけに留まっている状態。
卵巣表面にがんが認められる場合、腹水の細胞診断で悪性と判断された場合、被膜破綻、いずれかの場合がI期となります。
・II期
がんが卵巣の周囲(骨盤内の卵管、子宮、直腸、膀胱など)の腹膜に転移している状態。
腹膜とは、内蔵の表面を包んでいる膜のことで、腹膜と腹壁の内側の膜がひとつながりになり、腹腔と呼ばれる大きな袋を作っています。
IIa期: がんは子宮・卵管の両方もしくは片側へ広がっています。
IIb期: 骨盤内のその他の膀胱・直腸など骨盤内組織に広がっています。
IIc期: がんが骨盤にある組織に進展し、腹水や腹腔洗浄液が悪性細胞陽性のもの。
・III期
がんが卵巣の周囲(骨盤内)の腹膜だけではなく、骨盤外の上腹部や後腹膜リンパ節に転移している状態。
後腹膜とは、大動脈、下大静脈、腎臓、尿管などがある場所です。
IIIa期: がん細胞が腹膜の表面に広がっている状態。
IIIb期: 腹膜に広がっているがんが直径2cm以下の状態。
IIIc期: がんがリンパ節に転移し、腹膜に広がっているがんが直径2cm以上の状態。
・IV期
卵巣がんが腹腔外に転移しているか、あるいは肝臓に転移している状態。
I、II期は手術で完全に切除できます。
しかし、III、IV期は手術だけでは完全に取り除くことができません。
           treatment_img_01.gif