肺癌は、癌細胞を顕微鏡で見ることによって、4つの組織型に分類されます。
組織型によって、性質やできる場所が異なります。
また治療法も大きく分けて、小細胞癌と非小細胞癌(腺癌・扁平上皮癌・大細胞癌)で異なります。 まれにその他の癌も1%ほどあります。
腺癌
唾液の出る唾液腺や胃液の出る胃腺などの腺組織とよく似た形をしている癌のことです。
腺癌は、多くの場合、肺の奥のほうのこまかく枝分かれした先にできます。
女性やタバコを吸わない人にできる肺癌の多くがこの腺癌です。
またタバコを吸う人にも最近この腺癌が増えてきています。
肺がん全体の半数程度を占め、肺癌の中で最も多い種類の癌です。血液の流れに乗って他の臓器に転移することの多い肺癌です。