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肺がんの息苦しさを和らげる方法

呼吸リハビリのやり方
肺がんによる息切れや呼吸困難はどうしようものないものとされてきましたが、今では、辛い症状を和らげるのに効果的な呼吸リハビリという方法ができたため、多くの患者さんが日常生活を快適に過ごせるようになっています。
呼吸リハビリテーションの必要性
pict_112.gifなどの呼吸器疾患では、息苦しさや息切れといった症状がつきものです。
これらの症状を改善するには、酸素供給装置による酸素吸入が欠かせません。
以前は病院でしかできなかった酸素吸入ですが、今では治療法や医療機器の進歩により、自宅でも行えるようになりました。
この方法のみでは、どうしても体力の衰えや筋力の低下、食欲不振による体重の減少などが起きてしまいます。
体が弱ると、ますます自力での呼吸が難しくなり、悪循環に陥ってしまいます。
この悪循環を防ぎ、断ち切るために必要なのが呼吸リハビリテーションです。
呼吸リハビリは、酸素吸入を行っている人だけが対象ではありません。
階段の上り下りなど、ごく軽い運動で息切れするといった症状のある人も対象になります。
口すぼめ呼吸のやり方
1.鼻から息を吸い込む
2.唇を前に突き出し、ゆっくりと息を吐く
腹式呼吸のやり方
1.仰向けに寝て、軽く両ひざを立てる
2.左手をお腹に、右手を胸に置く(左右逆でもかまいません)
3.お腹を膨らませつつ、鼻から息を吸う
4.お腹を少しずつ凹ませながら、口をすぼめてゆっくり息を吐き出す
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肺がんの予防にコラーゲン

加齢と共に体内の健康なコラーゲンの割合は減りはじめ、、25歳を100%とすると、60歳では約30%まで減少してしまいます。
1日の摂取量5000㎎以上とろうとすると、煮こごりでドンブリ一杯分に相当します。
コラーゲンの低下は、全身のさまざまな組織に存在していますので、体中のしなやかさやハリを保てなくなります。
年齢と共に減少する体内コラーゲンは、食べるコラーゲンで手軽にコラーゲンを摂取できると言われています。
免疫の担い手である白血球を強化するコラーゲン
コラーゲンには体内成分としてのコラーゲンの役割と食事から摂るコラーゲンの働きは大きく異なるといいます。
コラーゲンは、高分子のため、大半は腸管から吸収されません。そこで、消化によってプロリンというアミノ酸に分解、吸収され、体内でコラーゲンとして再合成されます。
腸管を通り抜けた一部のコラーゲンは、高分子のまま吸収されると考えられています。この吸収されたコラーゲンは、臓器移植のときの拒絶反応とかかわる移植免疫の働きを刺激するというのです。この仕組みが、ガンにも効果があります。
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肺がんの予防にビタミン

世界各国の研究によって食品に含まれるビタミンの抗ガン作用が注目されています。
野菜や果物に含まれるビタミンは、微量である上、体内への吸収率はあまり高くありません。ビタミンを充分補うには、大量の野菜や果物を食べなければなりません。
ビタミンCを1日200㎎以上とれば、ガンの発病率を大幅に減らせると考えられています。ビタミンCが不足しがちな現代人は、1日1,000㎎以上とるべきだと主張する研究者も少なくありません。
調査の結果、食事でビタミンCを摂る量が増えるほど、胃ガンの発病率が減るそうです。
約2万人のビタミンCの血中濃度を4年間にわたって調査した結果、血中濃度が1日1,000㎎以上摂取した男性グループは、最も低い男性グループに比べ、ガンの発病率がほぼ50%に減ったといいます。
ビタミンCの所要量は一日100㎎とされており、日本人は一日平均113㎎のビタミンCをとっているという国の調査があります。加工食品や野菜・果物をあまり食べない人は、ビタミンC不足と考えたほうがいいでしょう。
野菜や果物をよく食べていたとしても、ハウス栽培の野菜や果物は、ビタミンCは多く含まれていないため、ビタミンCは十分には摂れていません。
ビタミンCは、水に溶けやすく、熱を加えると壊れるという性質がありますので、煮たり、焼いたりするとビタミンCはかなりの量が失われてしまいます。
その上、タバコの煙や有害な化学物質などが体内に入ると、ビタミンCは大量に消費されてしまいます。ストレスが溜まったり、薬を呑んだり、激しい運動をしたりしても減ってしまいます。
ビタミンCは2~3時間で体外に出てしまいますので、体内に溜めておくことはできません。
そのため、ビタミンCは食事のたびにこまめに補給することが大切です。充分なビタミンCを補給するためには、市販されている「ビタミンC」入りの栄養補助食品を利用するのも一つの方法です。
ビタミンCの効力
ビタミンは現在、13種類あることが確認されています。健康に役立つビタミンの効果はさまざまですが、最近特にガンに注目されているのが抗ガン効果です。
ビタミンを多く摂れば、ガンが減ることはこれまでの多くの研究によって明らかになっています。調査では、ビタミンのAやC、Eの血中濃度が高い人ほど、胃ガンや大腸ガン、肺ガンになりにくいといいます。中でも、ガンを退けるビタミンの代表といえるのが、野菜や果物に多く含まれるビタミンCです。
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肺がんと遺伝との関係

がんの遺伝については、現在はまだ研究段階で、明確なことはまだ解明されていません。
 しかし、大腸がんについては遺伝性があることが認められていて、その他のがんについては遺伝性については断言できません。
 肺がんについては遺伝性は、がん遺伝子的素因との関連が深いと考えられる事で、直接関与するものではないようです。
 しかし、がんは一部を除いて遺伝はしないと考えられています。
 また、遠回しな言い方になりますが、肺がんにかかりやすい体質が遺伝するともいわれます。
これは、肺がんは遺伝性があると解釈すればよいのでしょうか。
 肺がんは、そもそも肺の正常な細胞ががん化することで発症します。
 これは、正常な細胞の遺伝子情報が狂い、正常な細胞にならず悪性のがん化した細胞に変異することで始まり、徐々にがん腫瘍を形成するものです。
 肺がんの遺伝性は統計から見ると、家族にがんの発症歴がある家族とそうでない家族とでは、明らかに発症歴のある家族の方が、がんの発症の確立が高いことがわかります。
 その確立は3倍にもなります。
 いかし全く関係ない場合もあることから、確立はどの程度まで数値が上がれば、遺伝性が認められるかの判断になります。
 また、肺がんの発症には日常の生活習慣や食生活、喫煙歴があることも関係します。
 肺がんの発症リスクに遺伝子が関係しているとすれば、がん抑制遺伝子の一つである「p53がん抑制遺伝子」が関わっていると考えられます。
 この「p53がん抑制遺伝子」を利用した遺伝子療法が、現在臨床の段階で研究されています。
 肺がんと遺伝の関係は明確ではありませんが、遺伝子を利用して治療法は、有効な治療法として確立しようとしています。
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肺がんの緩和治療

肺がんの症状を和らげるためのものが、緩和治療です。呼吸困難に対して行うステント治療やレーザーによる焼灼療法も緩和療法です。
痛みを和らげる緩和治療というと、末期がん患者のためのものと思われがちですが、実はがんと診断されたら、すぐに緩和治療が考慮されるようになってきています。
現在では、放射線治療や新しい抗がん剤が次々に開発されていますが、これに伴って治療に伴う痛みは実は増加しているのです。
抗がん剤を使う場合、効果はあるのに痛みのせいで治療を中断せざるをえないという状況もあります。だから、がんと診断された初期の段階から苦痛にどう対処するのかどいうことも医師には求められているのです。
ステント治療は、肺がんが大きくなって太い気道に狭窄が生じると、空気がうまく通らなくなって、少し動くだけで息切れを起こしたりします。
こういう場合に、ステントという細い筒状の器具を気道に入れてやることで解決しようという治療方法です。
ステントは、シリコン製と金属製があります。シリコン製のものは、形が決まっていて、あらかじめレーザーなどで気道を広げておいて挿入します。
金属製のものは開閉できますから、閉じた状態で挿入したあとに開いて固定するのです。ステントを入れると、呼吸困難のほか、激しい咳や息切れなどの症状の改善が期待されます。
焼灼療法というのは、気道をふさいでいるがんをレーザー光線で焼くのです。光線力学的治療に使うレーザーよりも出力の大きな高出力レーザーを用います。
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肺がんのさまざまな症状への対応:呼吸困難

呼吸困難とは「呼吸がしづらい」「息が詰まる感じ」「空気を吸い込めない感じ」などの自覚的な症状です。
呼吸困難がおこる原因
呼吸困難がおこる原因として、大きく分けて3つの原因があります。
1)肺及び気管支などに原因があるもの
•肺のがんが大きくなり呼吸容積が減少
•気管や太い気管支のがんによる気道の狭窄(きょうさく)
•気管や気管支に痰が詰まることによる気道の狭窄
•胸水
•がん性リンパ管症
•肺炎・気管支炎
•薬物・放射線治療による肺炎
•肺切除術による肺容積の減少
•持病である慢性気管支炎、肺気腫、気管支喘息などの悪化
2)肺・気管支以外に原因があるもの
•大量の腹水による横隔膜の圧迫
•心不全
•心嚢水(しんのうすい)
•頸部原発のがん、頸部へのがんの転移、がんに伴う浮腫などによる上気道狭窄
•強度の貧血
•便や腸内ガスの貯留による横隔膜の圧迫
3) 心理的な原因があるもの
•病名や予後についての不安や精神的ストレス
呼吸困難に対する治療
呼吸困難に対する治療として、呼吸困難の原因に対する治療と呼吸困難の症状を緩和させる治療があります。
1)呼吸困難の原因に対する治療
呼吸困難の原因となっている病状の解決を目指す治療です。例えば、肺炎に対する抗生物質の投与、胸水貯留に対する胸水の穿刺排液、貧血に対する赤血球輸血などがあります。
2)呼吸困難の症状を緩和させる治療
呼吸困難の原因の解決が難しい場合には、呼吸困難の症状を緩和させる治療を行います。
(1) 酸素療法
酸素吸入を行うことにより、低酸素状態になった組織の機能を改善し、自覚症状を軽くすることができます。呼吸困難があって自宅で過ごしたい場合、簡単な酸素吸入の器械を自宅に設置して日常生活を過ごすことができます(在宅酸素療法)。酸素を吸いながら、食事や入浴・排泄・散歩など、状態に応じて身のまわりのことを自力で行うことも可能です。あなたの病状に在宅酸素療法が適しているかは、担当医にご相談下さい。
(2) 薬物療法
呼吸困難を緩和させる薬物療法には、モルヒネが使われます。モルヒネには息苦しいと感じる中枢の感受性の低下、呼吸数を少なくすることによる酸素消費量の減少、鎮咳作用があるとされます。
気道狭窄、がん性リンパ管症などにはステロイドホルモンも用いられます
呼吸困難の症状を軽減する工夫
呼吸困難の症状を軽減するためには、ふだんからどのような動作により呼吸困難が軽減するか、あるいはどのような動作で呼吸困難が増強するかを知っておくことが大切です。また、咳や痰の有無、腹部が膨らんでいないか、発熱、便秘、不安、不眠などがないか注意しておくことも大切です。
1)環境の調整
呼吸困難を増強させる原因として、不適当な温度、湿度、塵埃などがあげられます。室内の換気に配慮したり、たばこを吸われている方は禁煙をするなどして生活環境を整えましょう。室温を少し低くしたり、窓をあけて風を入れる、扇風機をまわす、顔をうちわであおぐなどして涼風を感じるようにすることも効果的です。
また、生活する部屋を1階にしたり、トイレに近い場所にするなど、生活しやすくするための工夫も重要です。吸い飲み、ティッシュ、リモコンなど日用品を手の届くところに置き、あまり身体を動かさなくても済むようにします。
2)楽な姿勢の工夫
衣類や寝具などによる緊張や圧迫を避け、起こせるベッドや枕・マットレスなどを利用し、上半身を起こした無理のない姿勢にします。これは、横隔膜を下げて呼吸面積を広げ、さらに下半身を下げることによって静脈血液の心臓への戻りを少なくし、肺の負担を軽くします。しかし、がんの場合、骨転移・むくみ・全身衰弱による苦痛の強さは個人差があるので、一番楽だと感じる姿勢にするのがよいでしょう。ただし、長時間同じ姿勢のままだと床ずれの原因になりますので、計画的に姿勢をかえることが大切です。その際は、ゆっくりと姿勢をかえるように心がけましょう。
3)痰を出す工夫
痰がたまると呼吸困難の原因となるので、痰の出し方を工夫する必要があります。水分が不足すると、痰が粘りを増して出しにくくなるので、水分の補給やうがいを行いましょう。
また、長時間同じ姿勢でいることで痰がたまります。それを防ぐために、姿勢をかえたり、胸の上に置いた介護者の手を細かく振動させることで痰を気道から離れやすくします(振動法)。また、息を吐く時に下部胸郭を両手で圧迫する咳そう介助は、胸腔内膜を高めて有効な咳をするのを助けます。 痰を出しやすくする薬の服用や吸入について担当医と相談してみましょう。
4)食事について
呼吸困難時は食欲が低下するため、呼吸が楽な時に食べられるよう配慮しましょう。高カロリーで、食べやすい食事を準備します。 乾燥したものより、水分の多いもののほうが食べやすいようです。一度に多く食べられない場合は、食事回数を増やしたり、時間をかけてゆっくり食べられるように工夫します。食べるとむせやすい方には、みそ汁やスープなどの汁物にはとろみをつける工夫をしたり、食べやすいヨーグルトやプリンを取り入れるなどの工夫をしてみましょう。薬局でとろみをつける増粘食品やゼリーを購入する方法もあります。
また、呼吸や汗などにより口の中が乾きやすくなるので、手の届く位置に好みの飲み物を置いておくなどの配慮をします。頻回のうがいを行い、乾きを和らげるよう心がけましょう。
5)排便の調節
呼吸困難による体動制限、食事量の低下、咳止めや痛み止め・麻薬などの使用により、便秘になりやすくなります。さらに、排便時に力む間は規則正しい呼吸ができないために、呼吸困難を増強させます。排便を容易にするために、繊維分を多く含んだ食品をとり、水分を多めにとるよう心がけましょう。
また、便秘薬を適宜使用したり、腹部マッサージを行うなどの便秘対策が必要です。排便習慣にもよりますが、3日以上の便秘には排便用坐薬・浣腸などを使用し、なるべく早く解消するようにしましょう。
6)衛生面
頻回の呼吸や痰により口の中が乾燥しやすくなり、感染をおこしやすくなります。感染は全身の代謝を亢進させ、酸素消費量を増します。特に気道感染(風邪)は、呼吸困難を急激に悪化させるため、うがいや歯みがきなど、口腔内を清潔に保つことが重要です。
また、入浴により疲労し、呼吸困難が増強する場合があります。呼吸困難の程度に合わせ、入浴時間を短くしたり、シャワーだけにしましょう。また、症状が強い場合は暖かい日を選んだり、室内の温度を調節したりして熱いタオルで身体をふくとよいでしょう。水で絞ったタオルを電子レンジで加熱すると、簡単に蒸しタオルがつくれます。
7)睡眠
十分な睡眠がとれないと呼吸困難を増強させます。一般に、夜間は精神的な不安が増すので、不眠を招きやすく体力を消耗してしまいます。短時間でも熟睡感が得られると、気分が好転して闘病への意欲につながります。
熟睡できるように遮光したり、騒音防止の工夫をするとともに、眠ってしまうまでだれかがそばについているなどの配慮も必要です。
睡眠中に痰がたまったり、咳が出たり痛みがあったりすると睡眠不足になります。眠る前に十分に痰を出すように心がけましょう。加湿器を利用すると、比較的痰は出しやすくなります。咳がひどい場合、痛みがある場合は、担当医に相談して咳止め・痛み止めを処方してもらうとよいでしょう。
不眠が続くようであれば、睡眠剤について担当医と相談して下さい。
8)不安の軽減
不安や恐怖は、呼吸困難をいっそう強くします。訴えをよく聞くなど、コミュニケーションを十分にとって、できるだけ安心してリラックスできるようにすることが大切です。
また、呼吸困難が強くなった場合には、担当医と相談し、早めに受診するなどの対応をして下さい。
9)コミュニケーションの工夫
不必要な会話は酸素消費量が増え、呼吸困難を増強します。また、コミュニケーションの障害は精神的ストレスを引きおこします。意思疎通の合図を決めたり、ゆっくり話すようにしましょう。常に、ゆったりした気持ちで過ごせるように心がけましょう。
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肺がんの予防につながる栄養素:ビタミンC

タバコを吸うとビタミンCが壊れます。
タバコを吸う人は、体内で発生した活性酸素を処理するために、ビタミンCを大量に消費しています。
活性酸素とは、食べ物が酸素によって燃やされた時にできる燃えカスのことですが、物質には遺伝子を酸化させる作用があるため、増えれば増えるほど体が老化し肺がんなどの病気に罹りやすくなってしまいます。
この活性酸素を打ち消してくれる大栄養素がビタミンCですので、喫煙者は意識してたくさん摂取するようにしましょう。
ビタミンCが多く含まれている食べ物には、パセリやピーマンなどの緑黄色野菜や、レモン・アセロラ・キウイフルーツ・イチゴなどの果物があります。
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肺がんと間違えられ易い病気:気管支拡張症

血痰が出たり口から血を吐いたりしたら、肺がんではなく気管支拡張症かもしれません。
気管支拡張症は、肺がんなど他の気道の病気によく似た症状が表れる病気です。
気管支拡張症の原因や症状
気管支が拡張し元に戻らなくなる!
口や鼻から吸い込んだ空気が、肺へ届くまでの通り道となるのが気管支です。
この気管支が風船のように拡張し、元に戻らなくなってしまう病気が気管支拡張症です。
気管支の拡張は、肺の一部に起きる場合と、肺全体に起きてしまう場合とがあります。
気管支拡張症は人間だけがかかる病気ではありません。
犬や猫などの動物にもみられることがあり、特に牛に多いと言われています。
つまりあなたが今飼っているペットも、この病気を発症する可能性があるということです。
感染症や免疫異常など原因はいろいろ
気管支が拡張する原因には、感染症、免疫異常、気道閉塞など色々あります。
先天病が原因疾患となっている場合もあり、例としてはインモータイル・シリア症候群やカルタゲナー症候群などが挙げられます。
インモータイル・シリア症候群は、菌などの異物から気道を守る役目のある気道粘膜の線毛が正常に働かないため、しばしば肺感染症を引き起こす病気です。
後者のカルタゲナー症候群は、たいへん珍しい遺伝性疾患であり、気管支拡張症のほかにも副鼻腔炎や、すべての内臓が左右逆に配置される内臓逆転症などの原因となる病気です。
1日に100mlの血痰が出る
気管支が拡張すると、血管が増えて浄化作用が弱くなり、血痰や喀血が起こります。
慢性の咳が表れるのもこの病の特徴であり、スムーズに呼吸をすることができません。
病状がひどい場合は、1日に100mlもの痰が出ることもあります。
合併症として最もよく併発するのは慢性副鼻腔炎ですが、慢性副鼻腔炎のほかにも肺炎、気管支炎、膿胸、肺膿瘍といった病気を発症しやすい状態になります。
画像検査や呼吸機能検査などで診断
診断のためには、胸部エックス線検査や、胸部CT検査などの画像検査を行います。
気管支の壁が厚くなっている様子や、拡張した気管支に水がたまっている様子などが映し出された場合は、気管支拡張症の可能性が強いです。
もし気道閉塞が原因となっていた場合は、呼吸機能検査で異常がみつかります。
他にも気管支鏡検査などがありますが、この検査は出血している場所を特定したり、組織の採取により細菌の種類を調べたりするのに役立ちます。
治療にはさまざまな薬が使われます
治療は主に薬物療法ですが、病状に合わせてさまざまな処置を行います。
使用される薬には、痰を排出するための喀痰調整薬や、気管支拡張薬、マクロライド薬などさまざまなものがあります。抗菌剤を投与することもありますが、これは感染症を合併している場合です。
また薬以外にも、薬剤を肺に届きやすくするための吸入療法や、体を傾けて痰を出しやすくする体位ドレナージが行われることもあります。
血痰や喀血があまりにも長く続くようであれば、内視鏡的止血法や気管支動脈塞栓術、外科手術などを検討しなければなりません。
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肺がんと間違えられ易い病気:慢性気管支炎

慢性気管支炎とは、咳や痰の症状が2年以上も長引く気管支炎のことをいい、女性よりも男性に多く、冬に発症するケースが多くみられます。
進行はゆっくりですが、治療を受けずに放っておくと、肺性心という心臓の働きが悪くなる病気へと発展することがあります。
原因はタバコ
慢性気管支炎を発病する大きな原因はタバコです。
また、子供の頃から副鼻腔炎がある人も発症しやすいといわれています。ほかにも大気汚染や有毒ガスなどが挙げられますが、これらが原因のことはまれです。
代表的な症状は「痰」
慢性気管支炎の代表的な症状は痰です。朝、顔を洗っている時や朝食の後に出ることが多く、病状が進むと白い痰から黄色っぽいドロッとした痰に変化していきます。
他にも呼吸困難が起きたり、運動中に息が切れやすくなったりするほか、頚動脈が腫れる、指先が膨れるばち指などの症状が表れることもあります。
画像検査など検査方法はいろいろ
慢性気管支炎を診断するには、胸部エックス線検査やCT検査などの画像検査、聴診、喀痰検査、血液検査、心電図検査、スパイロメトリーといった色々な検査が必要です。
痰にインフルエンザ桿菌が混じっていたり、心電図で右心室への電気の流れが悪い右脚ブロックが確認できたりした場合は、慢性気管支炎の疑いがあります。
治療は原因の除去からはじまる
慢性気管支炎の治療は、原因を除去することからはじめます。空気の悪い職場にいる人であれば転職を検討したり、喫煙者であれば禁煙したりしなければいけません。
次に呼吸不全などの症状を改善するために、気管支の浄化や拡張を行います。
これらの処置には、抗コリン薬やβ刺激薬、メチルキサンチンといった薬が使用されます。
感染状態がひどい場合には、抗生物質の投与が行われることもあります。
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肺がんと間違えられ易い病気 :急性気管支炎

気管支炎は大きく2つに区別されますが、そのうち症状が90日以内で治まるもののことを急性気管支炎と言います。
原因は細菌やウイルス感染
発症の主な原因は、細菌やインフルエンザウイルスの感染です。
他にも、ホコリや塩素ガスなどの刺激物を吸い込むことでも引き起こされますが、このようなケースはあまり多くありません。
なお塩素ガスとは、異種の洗剤を混ぜ合わせることで発生する有毒ガスのことです。
咳の症状からはじまります
急性気管支炎は、まず咳の症状からはじまります。
次に水っぽい痰が出るようになり、だんだん白っぽい膿のような痰に変わっていきます。
痰が出にくくなると、胸がゼーゼーしたり、咳をした後にヒューヒューという音が聞こえるようになります。また、これらに伴って発熱や全身の倦怠感が起こる場合も多いです。
血液検査やCRP試験で診断する
急性気管支炎かどうかを診断するための検査には、血液検査(血沈や白血球数)やCRP試験などがあります。白血球の数が正常値を大きく上回っていたり、CRP試験の結果が陽性だった場合は、急性気管支炎の可能性が高いです。
症状に応じた薬で治療します
急性気管支炎の治療には、症状に応じてさまざまな薬が使われます。
痰が多い時は去痰剤が、咳がひどい時は鎮咳剤やうがい薬が使用されます。
抗生物質を用いることもありますが、これは発症の原因が細菌の感染であった場合です。
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肺がんと間違えられ易い病気 :肺結核

肺結核とは、肺が結核菌に感染することで引き起こされる病気です。
現代では「結核」と呼んでいますが、一度かかると回復することができない不治の病と恐れられていました。
結核の原因である結核菌は、結核の人のセキやくしゃみの飛沫により感染します。
結核の人がセキやくしゃみをすると、結核菌が空気中に飛び散ります。それを周囲の人が吸い込むことで肺の奥まで侵入し、感染するという仕組みです。
結核菌に感染しても、全ての人が結核を発症するわけではありません。
発病の確率はわずか10%であり、残り90%の人は一生発病しないと言われています。
発病する人としない人の違いは免疫力の違いです。
免疫力の強い人であれば、たとえ感染しても発病にはいたりません。なぜならば、結核菌が肺のなかで増殖するのを抑えることができるからです。
しかし免疫力の弱い人は、増殖を抑制することができません。結果、菌に負けて結核を発症してしまいます。
なお最近では、免疫力が強いはずの20代の若者に発症者が増えています。これは喫煙やストレス、不規則な生活などにより、免疫力が落ちているせいではないかと言われています。
微熱・セキ・痰などの症状に注意
免疫により結核菌の増殖を食い止めることができても、結核菌自体は無くなりません。
若い頃に発病しなくても、肺の中に何十年も潜伏しています。
そして感染者が年を取って免疫力が低下すると、再び増殖をはじめます。
結核を発症すると、はじめに微熱・セキ・痰など風邪のような症状が表れます。
2週間以上治まらないようであれば、早めに病院へ行って原因を確かめましょう。
なお高齢者の場合は、これらの症状のかわりに食欲の低下・体重減少・全身の倦怠感といった症状だけが表れるケースがよくあります。悪化すると命を落とすこともあるので、自己管理のほか家族の方も気を付けてあげましょう。
血液検査やX線検査などで診断
肺の病気はどれも症状がよく似ており、結核も例外ではありません。そのため肺がんなのか結核なのか、症状を観察しただけでは識別は無理です。
正しく診断し病気に応じた治療を行うには、やはり検査で詳しく調べるのが一番です。
結核を診断する方法には、血液検査の一種であるQFT検査やツベルクリン検査、塗抹検査や胸部エックス線検査などがあります。
QFT検査とツベルクリン検査は、結核菌の感染の有無を調べるための検査であり、塗抹検査と胸部エックス線検査は、結核を発症しているかどうかを調べるための検査です。
これらの検査を行って、採取した痰から結核菌が検出されたり、レントゲン写真に黒い影が写ったりしたら、感染や発症の疑いがあります。
再発防止のためにも薬を飲み続けよう
結核は薬で治療を行います。結核菌を殺す薬は抗結核薬と呼ばれ、INH(イソニコチン酸ヒドラジッド)、RFP(リファンピシン)、PZA(ピラジナミド)、SM(硫酸ストレプマイシン)、EB(エタンブトール塩酸塩)などの種類があります。
これらの中から4種類を選んで併用します。理由は作用の異なる薬を飲むことで、結核菌に対して耐性(抵抗力)ができないようにするためです。
1種類だけを使用すると、結核菌は抵抗力をつけるので二度とその薬は使えません。
治療が始めての人であれば、これらの薬を半年ほど飲み続ければ完治することができます。
なお咳などの症状は1~2ヶ月ほどで止まりますが、ここで服用を止めてはいけません。
この時点では、結核菌はまだ完全に死滅していないからです。
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肺がんと間違えられ易い病気 :間質性肺炎

間質性肺炎は50歳代~60歳代の男性に多く、発病すると乾いた咳などが出る病気です。
間質性肺炎とは、肺が炎症を起こし、肺が硬くなってしまう病気のことです。
肺炎の一種ですが、ほかの肺炎のように肺胞腔に炎症が起きるわけではありません。
間質性肺炎は、肺胞壁を構成している間質という部分に炎症が起こります。
原因は、塵肺・薬剤性肺炎・過敏性肺炎などさまざまです。
塵肺とは、金属や鉱物の粉塵を長期間吸い込んだために起こる肺炎のことであり、薬剤性肺炎とは、薬の副作用により起きる肺炎のことであり、過敏性肺炎とは、カビに対するアレルギー反応により起きる肺炎のことです。
間質性肺炎の約50%は原因不明です。これといった治療法がなく、未解明の部分も多いため、国の特定疾患に指定されています。
原因がわからない間質性肺炎は「突発性間質性肺炎」と呼ばれています。
間質性肺炎の代表的な症状が、空咳や息切れです。
場合によっては、指の先端が広がって分厚くなる「ばち指」が表れることもあります。
肺がんと共通している症状のため、素人ではどちらなのかまず判断がつきません。
また悪化すると、肺がんを合併することも多いため、ますますどちらなのか区別がつきにくくなってしまいます。
激しい咳の連続で、肺胞が破れる気胸が起きることもよくあります。
気胸を発症すると、呼吸困難やチアノーゼなど危険な症状が表れるので注意が必要です。
肺の内部の気管支の末端には、肺胞という球状の袋がいくつも付いています。私たちが難なく呼吸するためには、この袋が正常に機能しなければいけません。
この肺胞同士を結合させているのが、毛細血管やコラーゲン線維から成る間質です。
この部分に異常が起きると、肺胞の仕事であるガス交換を行うことができなくなり、さまざまな症状が引き起こされます。
肺が線維化していくメカニズム
1.間質に炎症が起こると、間質の細胞に傷がつきます。
2.傷を修復するために、コラーゲン線維を生産する線維芽細胞が増殖します。
3.傷が治っても線維芽細胞の増殖は止まりません。どんどんコラーゲン繊維が重なっていき、肺胞壁が厚く硬くなっていきます(これが線維化という状態です)。
4.繊維化が進むと、肺胞腔と毛細血管の距離が遠くなって肺胞が崩れてしまいます。
5.ガス交換が上手くできなくなるため、呼吸が苦しくなります。
間質性肺がんを調べる方法には色々ありますが、まずは問診、打診、聴診などを行います。
聴診でマジックテープを剥がすようなパチパチという音が聞こえたら、間質性肺がんの可能性があります。
間質性肺がんが疑われた場合、胸部エックス線検査や胸部CT検査を行ってさらに詳しく調べます。間質性肺炎であったら、これらの検査で肺にすりガラス様陰影がみられます。
呼吸生理学検査で%肺活量、1秒率、一酸化炭素拡散能の低下がみられた場合も、間質性肺炎が疑われます。なおこの検査で、重症度の判定をすることもできます。
ほかにも赤沈、LDHを調べる血液検査がありますが、これは炎症や治療効果を判定するのにも有効です。
ステロイド薬や免疫抑制剤などで治療
間質が線維化してしまうと、残念ながら元の状態には戻りません。
治すことは不可能なので、治療は進行させないことを目的として行います。
治療は薬物療法が基本です。薬には炎症を抑えるための「ステロイド薬」や、「免疫抑制剤」が用いられますが、どんな人にも必ず効くとは限りません。
日本人では急激に病状が悪化する「急性増悪」がよくみられます。風邪のあとに起こりやすいので、体調を崩さないように日頃から心掛けることが大切です。
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乳がん治療の有名病院:関東

栃木県 1病院
栃木県立がんセンター
★診療科目 外科
栃木県宇都宮市陽南4-9-13 ℡028-658-5151  
生活の質(QOL:Quality of Life)の低下をなるべく少なくするために、的確な乳がんの広がり診断のもとに手術療法の縮小化(乳房温存手術の適応拡大、 腋窩リンパ節郭清の低侵襲化)を進めている。
群馬県 2病院
群馬大学病院
★診療科目 乳腺
・内分泌外科 群馬県前橋市昭和町3-39-15 ℡027-220-7111 
乳がんをはじめとする乳腺疾患、甲状腺疾患、上皮小体疾患および副腎疾患を診断治療。.外来では、日本乳癌学会の乳腺専門医・認定医および日本外科学会の指導医・専門医が責任を持って診察。
群馬県立がんセンター
★診療科目 乳腺外科
群馬県太田市高林西町617-1 ℡0276-38-0771
群馬大学病院と並び、県内でも乳がん手術の多い病院。乳腺外科、放射線科、病理部、ナース等によるチーム医療を重視し、特に乳房温存療法およびセンチネルリンパ節生検は病理部、放射線科とのチーム医療により行われている。
埼玉県 1病院
埼玉県立がんセンター
★診療科目 乳腺外科
埼玉県北足立郡伊奈町小室818 ℡048-722-1111 
乳がん年間手術件数は年々増加傾向にあり、2001年には300例を超え、2004年には431例の手術件数となり、増加の一途をたどっている。治療法として乳房温存手術とセンチネルリンパ節生検が多いことが特色。
千葉県 3病院
国立がんセンター 東病院
★診療科目 乳腺外科
千葉県柏市柏の葉6-5-1 ℡04-7133-1111 
がんを専門に診断・治療する病院であり、乳がん手術件数(2005年度)も千葉県では第1位。頻度の高い肺がん及び消化器がん(食道・胃・大腸、肝・胆・膵)、頭頚部がん、乳がんなどの診療に主点をおいている。
千葉大学病院
★診療科目 乳腺甲状腺外科
千葉県千葉市中央区亥鼻1-8-1 ℡043-222-7171 
術前診断としてマンモグラフィー、高解像度超音波装置、ヘリカルCT、MRI、穿刺吸引細胞診、針生検を行っている。治療は手術、化学療法、内分泌療法、放射線療法を組み合わせ多方面からのアプローチ。乳がん手術件数(2005年度)は県内トップクラス。
千葉県立がんセンター
★診療科目 乳腺外科
千葉県千葉市中央区仁戸名町666-2 ℡043-264-5431
千葉県内でもトップクラスの手術症例数を誇る。早期乳がんの手術は、積極的に乳房温存療法を行っている。
東京都 6病院
聖路加国際病院
★診療科目 ブレストセンター
東京都中央区明石町9-1 ℡03-3541-5151
関連各分野(乳腺外科、形成外科、乳腺腫瘍内科、放射線診断)の乳腺専門医が一堂に会して効率の良い診療を行う。年間乳がん手術は約500件と全国的に見ても非常に多い。
癌研究会有明病院
★診療科目 乳腺科
東京都江東区有明3-10-6 ℡03-3520-0111
従来分かれていた乳腺外科と化学療法科が、「乳腺科」としてひとつになり、様々な分野の医師がいつでも話し合いながら、乳がんの総合的な治療をよりスムーズに行う。乳がん手術件数は800件以上と全国トップ。
日本大学板橋病院
★診療科目 乳腺内分泌外科
東京都板橋区大谷口上町30-1 ℡03-3972-8111 
乳がん治療では温存療法は主たる治療法となり、約50%の例で温存を行っている。さらに術後の美容的効果を高めるために手術に内視鏡を用いて、小さく目立たない手術創で手術を行っている。
三井記念病院
★診療科目 乳腺内分泌外科
東京都千代田区神田和泉町1 ℡03-3862-9111 
早期乳がんに対する乳房温存療法のパイオニア的存在。乳房温存療法を受けるのは、全体の約60%の患者で、ここ10年この割合いは徐々に増えている。
東京都立駒込病院
★診療科目 外科(乳腺グループ)
東京都文京区本駒込3-18-22 ℡03-3823-2101  
外科、形成外科、内科、他科をはじめ放射線科、病理科、コメディカル部門間がネットワークで結ばれているため、患者の様々な状況に対応が可能。乳房を可能な限り残す方針で治療にあたっている。
国立がんセンター 中央病院
★診療科目 外科
東京都中央区築地5-1-1 ℡03-3542-2511
がんを専門に診断・治療する特定機能病院であり、年間の乳がん手術件数(2005年度)は400件以上と非常に多い。
神奈川県 2病院
神奈川県立 がんセンター
★診療科目 乳腺甲状腺外科
神奈川県横浜市旭区中尾1-1-2 ℡045-391-5761 
神奈川県ではトップクラスの手術件数を誇る。乳房温存治療を望む患者には術前化学療法を行い腫瘍の縮小を図り温存治療を行っている。
聖マリアンナ 医科大学病院
★診療科目 乳腺・内分泌外科
神奈川県川崎市宮前区菅生2-16-1 ℡044-977-8111 
年間手術症例数は原発性乳がんが約300例、良性乳腺疾患が約150例と豊富な手術症例を誇っている。また、甲状腺・副甲状腺疾患も年間50症例以上を行っており、原発性乳癌症例の約75%に乳房温存手術を行っている。

肺がん手術の名医:東京都内

中川健氏(肺がん 東京都・癌研有明病院)
癌研有明病院の呼吸器外科部長を務めており、吸器疾患、特に悪性腫瘍の外科療法を専門にしています。
従来手術が非適応とされた進行肺がんに対する拡大手術に取組む一方、負担の少ない縮小手術についても研究しています。
肺転移に対する外科療法にも積極的に取組んでおり、多くの治癒実績を誇っています。
肺がんケアの最新情報を紹介した「肺がん患者ケアガイド」を執筆。
小林紘一氏(肺がん 東京都・慶應義塾大学病院)
1967年慶應義塾大学医学部を卒業。
米ハーバード大学 マサチューセッツ総合病院外科 リサーチ&クリニカルフェロー留学、国立療養所神奈川病院出向等を経て、1992年に慶應義塾大学教授に就任。
マスコミや週刊誌などで度々取り上げられている肺がんの名医です。
思いやりの治療で定評があり、早期肺がんに対する低侵襲の腹腔鏡手術や化学療法、進行がんに対する気管支形成術など、治療に最善を尽くしています。
CT、PETなどの標準的な検査に加え、CTガイド下生検、超音波気管支鏡、縦隔鏡など正確な術前診断のための検査も積極的に行っています。
田村友秀氏(肺がん 東京都・国立がんセンター中央病院)
がん治療で全国的に有名な国立がんセンター中央病院肺内科の部長を務めています。
田村氏は肺がん治療において現在の日本のトップを走っている医師の一人であり、内科医でがんの薬物治療では日本屈指の専門家と考えられています。
同病院では田村友秀医師らを中心に、肺がん・縦隔・胸膜・胸壁腫瘍など胸部の悪性腫瘍に対して、化学療法(抗がん剤治療)を中心とした治療を行っています。
患者の病状に合わせて、現時点での最善の治療を提供しています。
加藤治文氏(肺がん 東京都・東京医科大学病院)
東京医科大学病院の呼吸器甲状腺外科教授を務めています。
加藤治文氏は「光線力学療法」(早期肺がんに関するレーザー治療」の考案者として知られています。
加藤医師はこの「光線力学療法」(PDTと呼ばれています)で驚異的な治癒率を誇っており、テレビやインターネット、雑誌等で数多く紹介されています。
東京医科大学病院は、首都圏では国立がんセンター中央病院、癌研有明病院とならぶ実績を誇っています。
浅村尚生氏(肺がん 東京都・国立がんセンター中央病院)
1983年慶応義塾大学医学部を卒業。
1986年国立がんセンターの外科レジデントとなり、がん専門修練医、呼吸器外科医員を経て、現在は国立がんセンター中央病院呼吸器外科医長を務めています。
国立がんセンター中央病院は肺がんの手術実績では圧倒的な全国1位であり、手術経験は2500例以上と突出しています。
同病院ではその浅村尚生医師のほか、鈴木健司医師、渡辺俊一医師らが超一流のメスを振るっています。

肺がんの転移:骨転移・脳転移・肝転移

肺がんはさまざまな場所へ転移しますが、よくあるのが骨・脳・肝臓の3つです。
骨転移
骨は肺がんが転移しやすい場所のひとつです。
がん細胞が骨に転移するメカニズムや、転移により表れる症状を紹介していきましょう。
まずは骨がどのように形成されるのかを説明します。
骨はいつも同じ状態にあるわけではありません。破骨細胞によって古くなった骨が破壊され、かわりに新しい骨が作られることで形成されています。
肺のがん細胞は、血液やリンパの流れにのって、さまざまな場所に移動します。
がん細胞が骨に届くと、自分たちが増殖するスペースを確保するために、破骨細胞に「骨を壊せ」と命令を出します。
骨が壊れて隙間ができると、そこにがん細胞が入り込んで、骨から出る物質でどんどん増殖してしまいます。がん細胞が増えると骨が弱くなるため、腰痛、喉の渇き、眠気といった症状が表れます。ひどくなると骨髄骨折麻痺を起こし、手術などの治療が必要になることもあります。
脳転移
肺がんの転移でもっとも恐ろしいのが脳転移です。
肺癌のがん細胞は多くの場合、血液を通って硬膜に転移します。
脳に転移が起きると、痙攣や麻痺、感覚障害、精神症状、眩暈などが起こります。
舌がうまく回らなくなって会話が困難になったり、まっすぐ歩けなくなったり、人格が変わってしまう人もいます。
がん細胞が増殖すると、頭痛、吐き気、嘔吐などの症状が出てきます。
もし手足が痺れたり、背中が痛くなったり、首が硬くなったりといった症状がみられる場合は、がん細胞が髄液に侵入した可能性が高いです。
脳は抗がん剤が届きにくい場所なので、治療は外科手術や、ガンマナイフによる放射線治療を行わなければなりません。ただし最初に癌ができた場所の治療が済んでいる場合、転移した腫瘍が1つの場合など、これらの治療を行うにはさまざまな条件をクリアしている必要があります。
肝転移
肝臓も肺がんの癌細胞が転移しやすい場所です。
他の臓器からがん細胞が移動して起こる肝癌のことを、転移性肝ガンといいます。
肝臓にがんが転移しても、すぐには症状が表れません。
しかし進行するにつれて、お腹にしこりができたり、黄疸や浮腫などの症状が表れてきます。全身がだるくて、動くことが億劫になる人もいます。
肺がんは血液を介して転移するという性質があるので、肝転移が起きたときは、ほぼ体の隅々までがん細胞がまわっている可能性が高いです。
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肺がんの転移の見つけ方

肺がんの脳への転移を見るには造影CTあるいは造影MTを使います。
骨転移は、骨シンチグラフィで調べます。肝臓や副腎への転移は、CTまたは超音波で調べます。
骨シンチグラフィは、全身の骨を一度に簡単に検査することができます。骨に取り込まれやすい放射性医薬品を使って行います。シンチグラフィが、骨転移がある部分に多く取り込まれ、黒く映るのです。
検査の流れとしては、まず事前に放射性の医薬品を静脈注射します。3時間ほど経つと、薬が骨に取り込まれますから、シンチグラフィの機械にかかります。ベッドに寝ると、シンチカメラがゆっくりと動いて全身を撮影します。
転移先が脳の場合ですが、ここは抗がん剤が効きにくいので、放射線で治します。なぜ、抗がん剤が効きにくいかというと、血液脳関門というものがあって、化学物質である抗がん剤が脳の中にはいっていかないのです。これはもともと、有害な物質が脳に入らないようにするための自然の砦なのです。
脳転移が1個で小さいものなら、手術で取ることもありますが、複数個ある場合は、定位照射ということを行います。あらかじめMRIなどで病巣の位置を確かめておき放射線を照射します。
別に脳転移の症状を緩和するためにステロイドなどを使う場合があります。骨転移の治療は痛みのコントロールと骨折の予防です。
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肺がんの鎮痛薬の効果

徐放剤は、飲み込んだ後に有効成分が徐々に出てくる薬です。1日に1回だけ飲めばいいタイプもあって、血圧の薬などにも使われています。
モルヒネは、以前は1回注射すると効果の持続時間が4時間でしたから、1日に4~6回注射しなければなりませんでした。経口薬もありましたが、4時間おきに飲まなければなりません。
MSコンチンは、効果が12時間持続しますから、1日に2回飲むだけでよく、夜も眠れます。
MSコンチンは、消化管の中で水分を吸収すると、錠剤の中で硫酸モルヒネが溶け、徐々に錠剤の外に放出される仕組みになっています。
モルヒネの量には個人差があります。MSコンチン2錠程度で痛みがとれる人もいれば、15錠で痛みがとれる人もいます。
薬の量が多いから病気が重いということではなく、薬の効き具合には個人差があるということを勘違いしないでください。
薬の量が多くても、痛みを取り除くのに適度な量であれば、副作用は特に大きくなるということでもありませんので、心配はいりません。
鎮痛剤とは別のものになりますが、神経ブロックという方法も痛みを取り除く方法として知られています。これは、釘を刺して神経の知覚を麻酔を注入することで、痛みを感じなくするものです。
痛みが部分的に感じられる場合には有効ですが、副作用として皮膚感覚の下に痛みを訴える人もいるので、逆にこれがさらなる苦痛となる可能性もあります。
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肺がん手術後の腹式呼吸と酸素吸入

肺の手術後には、息苦しさなどの症状がでることがあります。
肺を切除することや呼吸筋という筋肉を切り離すことで肺の機能が一時的に低下すること、術後の痛みのため呼吸が制限されることなどが原因です。
これは呼吸にかかわる筋肉を鍛えることで緩和できます。
呼吸をするときには、胸の筋肉だけでなく、おなかや太ももなど全身の筋肉も使います。これらの筋肉を鍛えるためには、口をすぼめて腹式呼吸を行うとよいと言われています。
また、呼吸を助けるために酸素吸入という手段もあります。もともと慢性閉塞性肺疾患など肺の病気がある人は、肺がんの治療によって、さらに呼吸機能が低下してしまうことがあります。
息切れがひどい場合でも酸素吸入用の機械を使えば酸素不足が解消され、自宅で楽に過ごせるようになります。
在宅酸素療法といわれる療法です。
機器の形状はさまざまですが、自宅に設置しておくタイプだけでなく、ポータブル型の酸素ボンベやめがね型の吸入装置などもあり、外出時に使用することも可能です。
現在、在宅酸素療法の利用者は10万人と言われ、そのうちの10%以上が、肺がんの患者です。
日常でも呼吸を楽にするには、上半身を起こした姿勢のほうが横隔膜の位置が下がり、換気の効率がよくなりますので、楽になります。
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非喫煙者の肺がん

肺野型肺がんは、細い気管支や肺胞に発生するがんで、喫煙者だけでなく非喫煙者にも発生するタイプの肺がんです。
肺野型肺がんは、肺門型肺がんと違って症状が出にくいのが特徴です。
早いうちから単純胸部X線検査やCT検査などで発見する事ができます。
肺の奥の方にできるがんなので、気管支鏡が届きにくく、細胞診や生検をするときには気管支鏡に特殊な器具をつけたり、X線透視下やCTガイド下で皮膚の上から針を刺して行なう事になります。
日本など先進国ではこの肺野型肺がんが増加しています。
一因として、フィルター付きタバコの普及が関係しているのではないかと考えられています。
タバコに含まれるニコチンなどの成分は、フィルターを通すと粒子が小さくなるため、肺の奥のほうに作用するのではないかといわれているのです。
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肺がん 温熱療法

がん細胞が正常細胞に比べ熱に弱く、その特徴を利用してがん細胞にダメージを与える治療法を温熱療法と言います。
がん細胞は、正常細胞に比べて熱に弱く、42.5度から43度以上になると、生存率が著しく低下し、これよりも高温になるほど、また加熱する時間が長いほど、より多くのがん細胞が死滅します。
正常細胞は、生き残れる温度ですから、その差を利用するわけです。
温熱療法は大きく分けて、全身温熱療法と局所温熱療法とがあります。臨床では主に局所温熱療法が行われます。加熱方法により、外部加熱、組織内過熱、腔内加熱に分類され、マイクロ波やラジオ波誘導加熱装置などが用いられます。
副作用には、加熱した部位のやけど、痛みがあり、体の深部を治療するのに適した高周波の加熱装置を使用した場合、体温上昇といった全身の症状が出ることがあります。
温熱療法だけでは効果が十分にえられないため、化学療法や放射線療法と併用して用いられることがあります。
放射線は、温度の上昇に伴い、感受性が増大することが報告されており、温熱療法と放射線療法の併用治療の研究が行われています。
ほかのがんでは効果が認められていますが、肺がんなどの深部腫瘍では、温熱療法と放射線療法の併用治療の有効性はまだ認められていません。また、化学療法との併用についても、その有効性は証明されていません。
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