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検尿の重要性

検尿による早期発見
腎臓病といってもさまざまな病気があります。中には腎臓結石や急性腎炎などで肉眼的血尿(目でみて血尿とわかる)を呈する場合や、ネフローゼ症候群で浮腫(むくみ)を呈する場合があり、患者さんもあわてて病院に駆け込みます。しかし、腎臓病のほとんどは無症状であることが多いのです。これを早期に発見する最も簡単で有効な方法が検尿で、わが国では大半の方が健診で受けておられます。
なぜ検尿をするのか
この理由は、無症状でも検尿での異常が見つかることがあり、いろんな病気の手がかりとなるからです。腎臓病の大部分は検尿の異常を伴っていますから、症状のない腎臓病を見つけるには検尿がとくに重要です。
しかし最近の検尿に使われている試験紙はさまざまな検査をしてくれます。したがって検尿の異常を指摘されたからといってかならずしも腎臓病とは限りません。いったいどのような異常があったのか、ちゃんと聞いておく必要があります。そこでまず検尿で異常を指摘された場合、どの様な病気が予想され、どの様に対応すべきか、最も気になる点について説明します。
どのような尿を検査するのか
尿といっても朝一番の尿もあれば、激しい運動後の尿もあります。また、高い熱の出ている時、あるいは女性であれば生理中の時もあります。女性の場合、生理中はさけるのが原則です。
一般に腎臓に病気のある場合には、安静時にも異常を認めることが多いので、学校健診などでは、朝一番の、いわゆる早朝尿を検査します。これで異常が見つかれば、腎臓病の可能性があるからです。もちろん、激しい運動の後や、高い熟の出ている時の検尿も大事で、ふだん正常でもこのような時に異常となる場合があり、隠れている腎臓病を見つけることができることがあります
試験紙による検尿でなにがわかるのか
一般的な検尿は試験紙を尿につけて、いろいろな成分を分析します。腎臓病の検査としては、蛋白、血尿、白血球などが最も重要です。
排尿後、時間とともに変化する成分もあれば次の日でも変わらないものもあります。できるだけ新鮮な尿で検査するのが無難です。
試験紙の種類にもよりますが、尿の濃さ(尿比重)、PH、蛋白、血尿、糖、ケトン体、ウロビリノーゲン、白血球などがわかります。尿の濃さ(非常に濃い尿では健常人でも蛋白が陽性と判断される場合がある)も参考にします。
糖やケトン体は主に糖尿病の検査です。もし尿に糖がおりた場合には、糖尿病のくわしい検査をする必要があります。ウロビリノーゲンは肝臓の検査で(±)が正常です。これが異常な場合には血液検査などによって肝臓を調べる必要があります。
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腎臓がんの免疫療法:インターロイキン

インターロイキンの抗腫瘍効果の仕組みは、インターフェロンと違い、リンパ球などの免疫担当細胞を活性化し、そのリンパ球が腫瘍細胞を破壊するという作用が主で、腫瘍への直接作用は考えられていません。
インターロイキン-2の効果については、前向き無作為化試験は行われていません。欧米での第Ⅱ相試験での奏効率は14%でした。
完全に腫瘍が消えてしまった患者、および治療後の腫瘍切除によってCRとなった患者は、長期生存が得られているということです。
このことは他のサイトカイン療法や最近開発された分子標的薬にはない特徴とされています。
欧米で行われているインターロイキン-2の治療は、非常に高用量のインターロイキン-2の投与で得られた結果であり、我が国の保険適用限度である1日210万単位の数十倍を使用しています。
投与量に比例して有害事象も強くなるため、欧米での高用量の投与法では外来や一般病棟での管理は困難であり、集中治療室で行うことが多いようです。
毒性軽減のため、投与量の減量や投与方法の変更についても考慮されてきました。投与量については、高用量と比較して、低容量では、奏効率、奏効期間ともやや劣る結果でした。投与方法については、静脈注射、皮下注射のうち、皮下注射において副作用が少なかったとの報告があります。
日本での投与方法は、1日1~2回合計70万~210万単位を2時間かけての点滴投与です。残念ながら我が国では皮下注射は認められていません。
少ない量から開始し、副作用を確認しながら、徐々に投与量を増加していきます。連日投与が理想ですが、副作用の個人差が大きく、症例によって投与量や投与日を調節しなければなりません。
副作用として発熱、悪寒、関節痛といったインフルエンザ様症状がみられます。インターフェロンと異なる点は、“馴れ”が生じることはなく、回数を重ねても発熱は同様に出現することです。
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腎臓がんの免疫療法:インターフェロン

インターフェロンの抗腫瘍効果の仕組みは2つ考えられています。
1つは、リンパ球などの免疫担当細胞を活性化し、そのリンパ球が腫瘍細胞を破壊するという作用で、もう1つは、インターフェロン自体が腫瘍に直接作用して破壊するという作用です。
治療に用いられているインターフェロンにはαとγがあります。多く使用されているのはαの方で、その中にも遺伝子組み換え型と自然型があり、効果が異なるという報告もあります。
インターフェロンα療法が進行腎がんに対して有効であることが証明されています。
投与方法は、1日1回300~1000万IUを皮下あるいは筋肉注射です。週2から5回投与するのが一般的ですが、副作用の個人差が大きく、症例によって用量を調節します。なお、治療の便宜を図るため、自己注射が保険で認められており、外来治療が可能です。
インターフェロンαの投与によって、インターフェロン本来の生理作用として、多くの患者で、いわゆるインフルエンザ様症状がみられます。
この症状は次第に“馴れ”が生じ、徐々に発熱がなくなり、解熱剤なども不要となることが多いです。
その他にも多彩な生理作用を有することで、多くの有害事象が知られています。
これらの副作用の発現時期にはある程度特徴があり、また、インターフェロンの投与を中止することで軽快するものがほとんどです。
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腎臓の病気:腎盂腎炎

色々な細菌が、尿道から進入し尿の流れに逆流して腎臓まで到達すると、扁桃に細菌が付いて腫れ上がるように、腎臓に炎症が起こるため、腰痛、発熱などの症状が現れます。
細菌を殺すために尿路に白血球が流れ込み、尿が濁って見えます。
このように細菌が直接腎臓に付いて起こる炎症を腎盂腎炎と呼びます。
細菌の侵入経路からもわかるるように尿路全体が炎症を起こし、残尿感や頻尿などの膀胱炎症状も見られます。
通常、膀胱と尿管の間には弁のような構造があり、尿は逆流しないようになっています。しかし、様々な原因でこの構造が機能しない場合には、膀胱炎が起こると細菌がすぐに尿管、腎臓へと波及することになります。
前立腺肥大や尿路結石などで尿路の通過障害があると腎盂腎炎が起こりやすく、治りにくい原因となります。
これらは泌尿器科が主として扱う病気ですから、抗生物質で簡単に治らない場合は泌尿器科で精密検査を受けることになります。
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腎臓の病気:腎臓結石

腎臓結石の主な成分はカルシウムですが、これにはシュウ酸カルシウムとリン酸カルシウムがあり、この2つで尿路結石の80%以上を占めます。
この他、痛風の原因ともなる尿酸や、アミノ酸や、尿に細菌が入って感染を起こした時にできやすいリン酸マグネシウムアンモニウムなどがあります。
年間どのくらいの人が尿路結石に悩まされるかというと日本では人口10万人で約53人位。また、一生涯の間に100人のうち4人が一度は尿路結石になると言われています。
尿には種々の物質が溶けて体外へ排出されるわけですが、"コーヒーや紅茶に砂糖を入れすぎると濃度が濃すぎて溶けきれない"と同様に、尿中でも種々の物質が溶けきれずに析出して核ができ、次第に結石としての形をとってきます。
この現象は腎臓の乳頭部という尿のしみ出してくる所で起こるのですが、石が乳頭部を離れて、腎杯や腎盂で詰まってしまったり、更に移動し尿管に落ちてくると症状がでてきます。
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腎臓の病気:腎硬化症

良性腎硬化症
高血圧は身体中の動脈硬化の原因となりますが、腎臓は身体中で最も血管の多い臓器の1つですから、動脈硬化によって血液の流れが悪くなり、徐々に腎の傷害が進行し、慢性腎不全の原因となります。
腎硬化症で慢性腎不全になった患者は、同時に腎臓以外の動脈硬化も進行しているため、生命にかかわる心筋梗塞や脳卒中などの危険が高い重篤な病状と考えられます。
悪性腎硬化症
比較的若年者で、最低血圧が130mmHg以上の状態が続くと、身体の中の動脈で唯一外から見える眼底網膜の細動脈の病変が進行し、うっ血乳頭(網膜の乳頭部の浮腫)が見られる緊急病態です。
効果的な降圧薬が無い時期には、ほとんどの患者さんが脳卒中や心不全で死亡したため、悪性高血圧と言う名前が付けられていますが、癌のような病気ではなく、最近では強力な降圧療法により、悪性ではなくなったと言えます。
しかし、早急に血圧を下げなければ、死を招く病気であり、死亡しなくても腎不全の原因となります。重篤な高血圧により、頭痛、むかつき、視力低下、全身倦怠などの症状で受診される患者さんが多いようです。
重症の高血圧が発症する原因には腎臓が関与しています。血圧が著明に上昇すると、腎臓はみずからの臓器を保護するために血管が収縮し、中を流れる血圧を下げようと反応します。
腎臓の血流が減少すると腎臓から、血圧を上げるホルモンであるレニンが分泌され、全身の血圧はさらに上昇し悪循環となるわけです。
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腎臓の病気:痛風腎

尿酸結晶が腎臓に沈着すると痛風腎となります。
尿酸はプリン体が代謝されてできる老廃物です。
体内のプリン体からの産生が多い、プリン体を多く含む食品(魚、肉類)の取りすぎ、あるいは尿中の排泄が低下する、あるいはこれらが重なって、血中濃度が上昇します(高尿酸血症)。
血液に溶けることのできる尿酸の量は非常に少なく、濃度が上がると結晶として、特に関節に沈着し、我慢できないくらい痛むのが痛風発作で、遺伝的な要因が大きいとされています。
痛風腎を発症すると、慢性間質性腎炎を呈し慢性腎不全の原因となります。
糸球体には病変が少ないため尿蛋白はあまり出ません。
尿酸結石が尿路につまると血尿や痛みを呈します。
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腎臓の病気:水腎症

腎臓でつくられた尿は、腎盂から尿管を通って膀胱にたまり、尿道から排泄されます。尿路の途中に障害が起きて尿が流れにくくなると、尿が腎臓の中にたまってります。
すると、腎盂や腎杯の拡張が生じますが、この症状が水腎症です。。
子供の水腎症は先天的なものが多く、中高年の水腎症は後天的な原因が主になります。
水腎症の原因
水腎症の原因となる尿路閉塞症には、先天性疾患と後天性疾患のものに分けられます。また、特殊な例では、子宮内膜症が尿管で発症したケースや、外傷や手術の後遺症なども原因となります。
先天性疾患
生まれつき尿管が細い
膀胱尿管逆流症
膀胱憩室
先天性神経障害
大動脈後尿管
線維上皮性ポリープ など

後天性疾患
尿路結石による尿の通過障害
腫瘍
悪性腫瘍の転移
前立腺肥大
動脈瘤による圧迫
尿管炎、結核などの尿管の炎症 など

水腎症の症状
水腎症の進行はゆるやかなため、早期に症状が現れることはあまりありません。
症状は原疾患によって異なりますが、急性の尿管結石の場合は、腰や側腹部に激しい痛みが現れます。吐き気などの消化器症状もみられることがあります。
尿の停滞により尿路感染を合併します。発熱がみられ、痛みも大きくなります。膿腎症に発展するケースもあります。
水腎症の治療
水腎症の原因はさまざまなので、治療はそれぞれの症状を解消することが基本となります。原則としては、尿路の閉塞を早めに解除して、腎機能が障害されるのを防がなければなりません。
手術療法では、カテーテルを挿入するなどして、尿流の改善を行います。腎機能が失われているときには、腎摘出手術が行われる場合もあります。
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腎臓の病気:糖尿病性腎症

糖尿病性腎症とは
糖尿病といえば、生活習慣病の代表的な病気ですが、その合併症の代表的なものとして網膜症・神経障害・腎症がいわれます。
その腎症に当たるもので、糖尿病によって毛細血管・細小血管に異状がおき、多数の毛細血管・細小血管が集まった、糸球体もおかされ、硬くなり支障をきたすとかんがえられています。
糖尿病性腎症の特徴やその症状
初期は、たんぱく尿が出始め、症状が進むと恒常的なたんぱく尿とわずかなアルブミン尿が出始めます。
さらにネフローゼ症候群、腎不全へとすすみ、最終的には人工透析がひつようになります。
糖尿病性腎症の治療
糖尿病性腎症の治療は、腎症を発症する前に糖尿病の進行が進まないようにすることが肝心です。
血糖値のコントロール、低カロリー食、運動を基本に、薬物療法などで治療をして下さい。
ネフローゼ症候群、腎不全に進行した場合は、その程度に応じて、血糖値のコントロール、食事療法、薬物療法、透析療法などが行われます。
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腎臓の病気:膜性腎症

膜性腎症とは
膜性腎症は、免疫反応が起因して腎臓のろ過機能に障害をおよぼす病気です。
直接的な原因の判らない、突発性のものと、感染症・悪性腫瘍・膠原病など原因の判るものとがあります。
進行するとネフローゼ症候群の原因となる病気です。
膜性腎症の症状
最初は、軽いたんぱく尿で発見され、約半数は特別な治療をしなくても治っているようです。
残り半数が、進行していきますが、ネフローゼ症候群にまで進行し症状が長引くと経過はよくないようです。
膜性腎症の治療
早期発見と副腎皮質ホルモン剤を用いた、早期治療が効果的なようです。
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腎臓の病気:IgA腎症

IgA腎症とは
IgA腎症の原因は、現在もはっきりしたことは判っていません。
糸球体そのものの異状が、原因の病気の中ではIgA腎症が、最も多いといわれています。
何らかの原因により、糸球体腎炎を起こすものと考えられます。
IgA腎症の症状
IgA腎症の症状は、大部分は無症状で推移し、たまにたんぱく尿や血尿の症状が出ても数日で見られなくなります。
ただ、まれにたんぱく尿や血尿の症状にともない、高血圧・むくみなど、腎機能の低下の症状がみられ、急性腎炎症候群を発症することもありますので注意が必要です。
IgA腎症の治療
症状が安定している場合は、治療は必要ありませんが、急性腎炎症候群などを発症した場合には病状に応じて適切な治療が必要になります。
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腎臓の病気:巣状糸球体硬化症

巣状糸球体硬化症とは
巣状糸球体硬化症とは、腎臓の糸球体の一部が硬化する事により起こる病気で、糸球体そのものの異状に原因があるものと、別の病気が起因して糸球体に異状が生じるものの、2種類があります。
症状によっては、微小変化型ネフローゼ症候群と区別が難しい場合もあります。
巣状糸球体硬化症の特徴
別の病気が起因して糸球体に異状が生じるものは、原因によってさまざまな経過を取りますが、糸球体そのものの異状に原因があるものは、高度のたんぱく尿・低たんぱく血症・脂質異状症・むくみ・血液凝固能の亢進などが見られ、血尿、高血圧などの症状もあらわれます。
巣状糸球体硬化症の治療
巣状糸球体硬化症の治療としては、安静が必要で、あと塩分と脂質の制限、高カロリー食の摂取などに配慮した食事療法、それと利尿薬、抗凝固薬、副腎皮質ホルモン剤、免疫抑制剤などの薬物療法などになります。
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腎臓の病気:ネフローゼ症候群

ネフロ-ゼ症候群は病名ではありません。
尿蛋白が1日3.5g以上を呈し、血液の中で最も多いアルブミンと言う蛋白質が減少し、3.0g/dl以下(正常は4.0g/dl以上)に低下した場合をネフロ-ゼ症候群と呼んでいます。
アルブミンが減少するとむくみの共通の症状が見られるためネフロ-ゼ症候群と言う呼び方をするわけです。
ネフローゼ症候群の原因としては先に述べた慢性糸球体腎炎など)が最も多いのですが、糖尿病性腎症、膠原病などもネフロ-ゼ症候群を呈します。
原因は様々ですから、当然治療法も原因によって異なります。いずれにせよ、糸球体基底膜(蛋白質を漏らさないための膜)の網の目があらくなり、蛋白質が尿に漏れることによって起こります。
尿蛋白の程度とむくみの程度は必ずしも一致するものではありません。むくみを早く見つけるには、約10秒くらいきつく押さえて、へこみが持続するか調べます。
むくみの程度がきつくなると、全身浮腫となり(5kg以上体重が増加する)、腹水や胸水、さらには肺浮腫まで呈することがあります。こうなると一時的にも透析で体の余分な水分(むくみ)を取り除くことも必要となります。
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腎臓の病気:慢性腎炎症候群

慢性腎炎症候群とは
 慢性腎炎症候群は、無症候性たんぱく尿・血尿症候群と同じように、原因となる病気がなくて腎臓が障害を受けるものとある病気が原因で慢性的に障害を受ける続発性糸球体疾患によるものとに分けることができます。
原因となる病気がなくて腎臓が障害を受けるものとしては、巣状糸球体硬化症・IGA腎症・幕性腎症などがあります。
また、ある病気が原因で慢性的に障害を受けるものとしては、糖尿病性腎症・全身性エリテマトーデスなどの腎症です。
慢性腎炎症候群との違いは、慢性腎炎症候群が経過とともに腎機能が低下していくのに対して、無症候性たんぱく尿・血尿症候群は、経過しても腎機能は正常に推移していくということです。
慢性腎炎症候群の症状
慢性腎炎症候群の症状は、たんぱく尿・血尿などの症状がつづき、腎臓の機能が徐々に低下していくとともに、むくみや高血圧などの症状もあらわれてきます。
慢性腎炎症候群の治療
慢性腎炎症候群の治療は、腎機能を直接的に改善する治療はありません。
安静と食事療法、それと薬物療法になります。
食事療法としては、たんぱく質と塩の摂取を抑えることが大切です。
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水腎症と腎不全

前立腺がんが再燃した場合、がんが直接膀胱に浸潤し、尿管から膀胱の出口(尿管口)の部分で尿が通過しにくくなることがあります。
尿管の横のリンパ節が大きくなって尿管を圧迫し、尿の通過障害を引き起こします。
尿管の両側が圧迫されると腎不全に発展する可能性もあるので注意が必要です。
腎臓から尿を膀胱に送り出せないことから、腎臓の機能が低下するのが腎不全です。
これを改善するために、尿道以外の別のルートを人工的に作ることで、尿の通路を確保する治療が行われます。
この尿の圧迫に対しては、2種類の治療法があります。
まず、尿管の中に細いチューブ(ステント)を入れる方法です。
これがうまく機能すると、体の外にチューブが出ないので、便利なのですが、たまに詰まってしまうことと、交換が大変だというデメリットもあります。
もうひとつは、超音波検査やX線造影検査を併用して、背中から直接腎臓に細いチューブを入れる(腎ろう)という方法があります。
背中からチューブが出るので、やや不自然で不快感もありますが、交換も簡単で詰まりにくく、ステントよりも楽です。
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腎臓の病気:急性腎不全

狭心症などの心臓病の診断や治療時によく行われる造影検査の際、もともと腎機能が低下している患者さんや、高齢者、糖尿病の患者さんなどではこの造影剤が尿細管の細胞を傷害し、一時的に急性腎不全の状態になることがあります。
主に糸球体が急激に傷害される病気として急性糸球体腎炎や溶血性尿毒症症候群などがあり、やはり急性腎不全の原因となります。
見過ごされやすい原因として、抗生物質や鎮痛剤など、様々な薬剤に対するアレルギーが腎臓に起こる薬剤性急性腎不全の場合があります。
アレルギー反応は主にネフロンや血管の間を埋めている間質という部分に起こることが多く、急性間質性腎炎と呼びます。
直接ネフロンの働き、すなわち尿を作るのに影響は無いように思われますが、間質に炎症に伴う無数の細胞が集まると、ネフロンや血管が圧迫され、尿を作ることが出来なくなり、急性腎不全の原因となります。
血尿や蛋白尿の出ることも少なく、余程尿の量が減少して、強い浮腫でも現れなければ、体がだるい程度の症状で見過ごされることも多いのです。
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腎臓の病気:腎不全

腎不全は、腎臓が機能低下または機能不全を起こす病気です。腎臓の機能は、私たちが考えているよりも非常に重大な役目を持っているので、腎不全を患うと健康への影響は計り知れないほど大きくなるのです。
種類
一般的に腎不全と呼ばれている病気は、二種類に分けられます。一つは数日から数週間という短いスパンで腎機能が急速に低下する「急性腎不全」、もう一つは数ヶ月から数年という長いスパンで腎機能がじわじわ低下していく「慢性腎不全」です。基本的には、後者の慢性腎不全が一般的な腎不全として扱われています。
原因
腎不全の原因にはいくつかあります。腎臓内のろ過機能ユニットであるネフロンに血液を循環させる毛細血管の塊である「糸球体」が何らかの原因で詰まってしまうこと、腎臓から膀胱に尿を送る尿管が結石などで詰まってしまうこと、糖尿病からの合併症など様々な原因によって腎不全は引き起こされるのです。
症状
急性・慢性問わず腎不全では腎機能の低下による弊害が表面化してきます。尿量の増加または減少が現れます。体内の水分のコントロールが出来なくなるので浮腫みが顔などにも表れるようになります。老廃物の排出が出来なくなることで血液の酸性化が起こり、倦怠感や虚脱感が現れ高血圧になってきます。
身体の痺れやかゆみなども出てきます。腎臓の持っていたカルシウム吸収促進機能も低下するので骨が弱くなり骨格にゆがみが出やすくなります。症状が悪化すると脳障害を起こすこともあります。
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腎移植手術の危険度 費用

腎移植手術の危険度
わが国の腎移植手術そのものはほぼ完成されているため、危険性はかなり低くなっていると考えられています。
腎臓移植手術では、患者に全身麻酔をかけていき、下腹部を20センチほど切開したあと、ドナーの腎臓を定着しやすい骨盤付近に移植していきます。
患者自身の腎臓は、通常はそのまま残します。がん化するおそれがある場合には、腎臓を摘出することもあります。
腎移植後は、生体腎移植の場合は、手術の直後から排尿することができます。献腎移植の場合、心停止後に移植されているため、尿の排出までに約2週間ほどかかることがあります。この間は人工透析によって補います。
腎移植手術の費用
腎移植の費用については、だいたいですが約350~450万円ほどになります。ただし、人工透析や腎移植の治療・手術には健康保険が適用されます。
腎臓を提供した人の手術料・医療費には、移植を受ける人の健康保険が適用されます。
臓器移植の費用
腎臓移植 350万~450万円 健康保険が適用される
心臓移植 270万~570万円 健康保険が適用される
肝臓移植 800万円:国内での脳死体からの肝臓移植、950万円:国内での生体部分肝移植 脳死体からの移植の場合、健康保険が適用される。生体部分肝移植の場合、対象となる疾患であれば適用される。
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腎移植を受けるには

腎移植は、高血圧、糖尿病などが原因で腎不全となったすべての患者が受けることができます。
腎移植の条件
全身麻酔による手術に耐えられる体力があること
免疫抑制薬を使うため、感染症や悪性腫瘍を治療しておくこと
生体腎移植の場合、腎臓の提供者(ドナー)が両親やきょうだいなどの血縁者となり、ドナーとレシピエント(移植臓器受容者)の腎機能を調べる組織適合検査(HLA検査)が行われます。
適合検査で移植が可能と判断されれば、問題なく手術を受けることができます。また、腎臓提供者と血液型が異なっていても、特殊な治療を行えば移植が可能となります。
献腎移植の場合は、ドナーから腎臓を提供するという意志表示が前提となります。臓器移植の管理は、社団法人・日本臓器移植ネットワークが行っていますが、2010年からは改正臓器移植法が施行され、あらかじめ登録することによって親族への優先提供ができるようになっています。
家族の書面による承諾があれば、本人の意思が不明な場合でも、脳死のもとでの献腎移植も可能となりました。
献腎移植を希望する人は、日本臓器移植ネットワークに登録して、移植の順番を待つことになります。
組織適合検査(HLA検査)について
HLA検査は、ドナーとレシピエントの免疫系の適合性を調べる検査です。HLAとは白血球にあらわれる抗原で、この型によって組織の適合性が決まっています。
HLAの型が、移植される腎臓のものと、移植を受ける人のものとで大きく異なると、移植後に激しい拒絶反応が起こってしまいます。
あらかじめ検査をしておいて、適合性の高い腎臓を移植するようにしています。
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末期腎不全の治療法「腎移植」

末期腎不全になったときの治療法は、人工透析(血液透析、腹膜透析)と腎移植しか残されていません。
腎移植は、病気で働きを失った腎臓を、提供された健康な腎臓と取り換える治療法です。腎不全の根本的治療であり、人工透析よりも患者の負担が軽く、水分や食生活の制限から解放されます。
女性では妊娠・出産も可能となり、子どもでは正常に近い発育が期待できます。健康な人とほぼ同じような生活が送れるようになるため、多くの患者が腎移植を受けられる社会環境をつくることが課題となっています。
腎移植については、手術後の免疫の拒絶反応を心配する人も多いですが、現在はすぐれた免疫抑制薬が開発されています。服薬に耐えられる体力があれば、腎移植手術の成功率も高いため、安心して治療が受けられます。
腎臓移植の2つの方法
腎移植には、移植する腎臓によって2つの方法に分けられています。
生体腎移植親、兄弟、姉妹などの健康な血縁者が腎提供者(ドナー)となって移植する方法です。国内の腎移植の中心となっています。
献腎移植心臓死(一般的な死)と脳死で亡くなった人の腎臓を移植する方法です。
腎臓の生着率
腎移植後は、時間が経つにつれて移植した腎臓の働きが低下する場合があります。
日本移植学会の調べでは、1982~2004年に腎移植を受けた人の生着率は以下のようになっています。
1年生着率 生体腎移植 93% 献腎移植 83%
5年生着率 生体腎移植 82% 献腎移植 66%
10年生着率 生体腎移植 67% 献腎移植 50%
15年生着率 生体腎移植 52% 献腎移植 39%
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