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胃がん 免疫力を上げる

がんの予防の1つとして、がんに対する抵抗力をつけるために、免疫力を高める方法があります。
免疫力を高めるためには、どのような食事を心がければよいのでしょうか。
おすすめの食材として玄米があります。
玄米には、糖質をはじめ、たんぱく質、脂質が含まれ、ビタミンバランスも整っています。
また、ミネラルも豊富で、健康な細胞をつくるのに、非常に良い構造をしています。
玄米に少しおかずを加えるだけで、必要な栄養分が十分摂取することができます。
玄米は、体を冷やさない効果があります。近年、低体温、低血圧、冷え性の方が多く、これらの要素を持ち合わせている人は、血液の循環が悪いため、汗もかきにくくなっています。
このような体質になると、免疫細胞が活発に動かなくなるため、免疫力も低下してしまいます。
このような事態を避けるためにも、玄米は役立ちます。
ポリフェノールも積極的に摂りたい成分です。人の体では、活性酸素が常に発生しています。この活性酸素は、脂肪と結び付くと、がんの原因になる成分です。
ポリフェノールには、この活性酸素を取り除くことができる抗酸化作用があります。ポリフェノールを豊富に含む黒豆や黒ゴマ、プルーンなどを食べることをお勧めします。
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胃の病気:胃ポリープ

胃ポリープとは、胃の粘膜上皮に局所的に隆起した病気です。
ポリープには最も多い過形成性ポリープをはじめ、胃底腺ポリープ、特殊なポリープとして腺腫、家族性大腸腺腫症などがあります。
過形成性ポリープ
過形成性ポリープの発生は30歳以上で年代と共に増加する傾向にあり、腸上皮化生との関連はあまりなく、がん化することはまれです。
高さが高くなり、大きさが増したりして進行していきます。普通、直径2~3センチどまりです。非常に赤く、表面にイチゴのような顆粒状の凹凸があります。出血やびらんも多くみうけられます。
胃底腺ポリープ
胃底腺ポリープは、胃底腺の粘膜に発生し、数個以上発生します。女性に多く、胃底腺の粘膜は萎縮せず、状態が良好なことが特徴です。
粘膜の変化は、胃の大彎曲を中心とした胃壁に多く見られます。数ミリ程度の半球状のポリープで、表面は滑らかで、特に色の変化はなく、多発します。
腺腫
腺腫は、高齢者で腸上皮化生をもつ、かなり萎縮した粘膜にみられます。男性に多く男女比は4:1です。
高齢者の萎縮性粘膜にみられ、形はドーム型、平たいもの、花壇状など様々です。灰白色で整った凹凸があります。
症状
胃もたれや不快感、食欲不振などの症状がみられることがありますが、多くは同時に発症している慢性胃炎によるものです。過形成性ポリープの場合は、出血により貧血をおこすことがあります。
検査
X線検査
粘膜の状態やポリープ表面の凹凸の状態を観察します。
内視鏡検査
ポリープの観察だけでなく、場合により生検(せいけん)(組織を採取して病理(びょうり)検査をする)をして、ポリープの詳細な情報を得ます。
治療
過形成性ポリープの場合、小さなものは放置可能で年1回の経過観察をし、2センチ以上の大きいものは内視鏡的治療により切除します。
胃底腺ポリープは一般的に放置して心配ないといわれています。
腺腫の小さなものは、半年~1年に1回の検査で経過観察します。大きなもの(2センチ以上)や、がんとの識別がはっきりしないものは、内視鏡的治療により、粘膜の切除をします。
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胃の病気:悪性リンパ腫

悪性リンパ腫は、リンパ球ががん化した悪性腫瘍でまれな病気です。
人間の体には血管と同じようにリンパ管が全身にありますが、リンパ管の中には細菌やウイルスと戦うリンパ球を含んだリンパ液が流れています。
リンパ節はリンパ管に沿って、全身、特にわきの下、首、足の付け根などに存在し、リンパ液を貯蔵したり濾過したりしています。悪性リンパ腫では、全身のリンパ節が腫れたり、臓器に腫瘤ができます。
胃に発生するリンパ腫にはB細胞リンパ腫、MALT(マルト)リンパ腫があります。
B細胞リンパ腫:
エイズや臓器移植後など免疫の働きが著しく低下した状態で発生します。リンパ球にはT細胞、B細胞、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)があり、それぞれT細胞リンパ腫、B細胞リンパ腫、NK細胞リンパ腫があります。B細胞リンパ腫は低悪性度リンパ腫です。
MALTリンパ腫:
B細胞リンパ腫の1つで低悪性度です。唾液腺、甲状腺、消化管などの粘膜に関連するリンパ組織に発生します。ヘリコバクター・ピロリ菌という細菌と関連しているといわれています。
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫
日本人に多い中悪性度のリンパ腫です。小腸、大腸に発生するリンパ腫の中で最も多いリンパ腫です。
バーキットリンパ腫
小腸や大腸に発生し、若年者に多く発生する高悪性度リンパ腫です。バーキットリンパ腫は卵巣や乳腺で発症することもあり、多くの患者さんで腹部に巨大腫瘤を伴います。
わきの下、首、足の付け根などのリンパ節が腫れます。一般に痛みはありません。全身に拡がった場合は体重減少、寝汗、発熱、全身の倦怠感などの症状がでます。
生検
腫れたリンパ節など病巣の組織の一部をとりだし、病理組織検査によって顕微鏡で悪性リンパ腫であるかどうか、また、悪性度を調べます。
X線検査、CT検査、超音波検査、MRI検査:
病巣部位がどこまで拡がっているかを調べます。
血液検査:
白血球、赤血球、血小板の数値の変動および腎臓、肝臓の機能を調べて治療に耐えられるかどうか判断します。
化学療法:
抗がん剤を用いてリンパ腫細胞を殺す治療法です。通常個々のリンパ腫に対して感受性の高い薬を数種類組み合わせて2~3週間単位で投与します。
放射線療法:
悪性リンパ腫は放射線に感受性が高いといわれています。放射線療法のみの治療、または、化学療法と組み合わせた治療を行います。
造血幹細胞移植:
正常な血液を回復させる移植法です。全身に放射線を照射した後、赤血球、白血球、血小板などのもとである「造血幹細胞」を移植します。移植された造血幹細胞からは新しい健康な血球ができます。事前に自分の幹細胞を凍結保存しておき移植する方法と、兄弟や他人から骨髄移植する方法があります。標準的な治療法で効果がなかったり、再発した場合に、造血幹細胞移植を併用して化学療法の効果をあげる方法などが試みられています。
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胃切除後の食事の注意ポイント:要注意の食品

コーヒー
一日に1杯~2杯程度なら心配ありませんが、味の濃いコーヒーを何杯も飲むと、おなかの調子を崩す原因になります。ブラックコーヒーを飲む方もいますが、空腹時にはできるだけ避けるようにしたほうがよいでしょう。
食物繊維の多い野菜
食物繊維が多い野菜には、キノコ類、海藻類、タケノコ、コンニャクなどがあります。食物繊維はもともと消化しにくく、よく噛まないまま飲み込んでしまうと、お腹をくだしたり、詰まってしまうことがよくあります。
便秘予防のためにも、食物繊維はできるだけ不足したくない食品ですので、よく噛んで食べるか、調理の段階で細かくしておきましょう。
大豆
食物繊維も多いので、一部の調理法によっては、消化がよくない場合もあります。豆腐や納豆などは消化も良いので安心して食べることができます。
いか、たこ、貝類
噛みにくいので、そのまま流し込むとよく消化不良を起こします。無理に飲みこむのはよくないので、あまり摂らないのも1つの方法です。
香辛料
香辛料には辛いものもありますが、塩分の摂り過ぎよりは心配ありません。大量に摂取すると、健康な人と同じように、胃の粘膜が傷つきます。
アルコール
すぐに禁酒する必要はありませんが、胃の機能が低下しているので、アルコールがすばやく吸収されるようになります。その結果、酔いが早くなるのでやや注意しましょう。ビールも、炭酸ガスによっておなかが膨れることがありますが、個人差があります。
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胃切除後の食事の注意ポイント:食べ方

胃を切除した後の毎日の食事についてですが、食事の内容自体は、それほど変更する必要はありません。
注意点としては、脂肪分をとり過ぎないことです。重要なのは食べ方です。
胃切除のあとの症状
すぐにおなかがすく
少しずつしか食べられない
早食いすると苦しくなる
食事のあと、動悸やめまいがする
下痢をしやすい
おならがよく出る
空腹時に低血糖症状があらわれる
食後の不快な症状の多くは、ダンピング症候群と呼ばれるものです。これは、胃の幽門を切除した場合や、全部摘出した場合などに起こりやすいとされています。
食後30分以内:早期ダンピング症状
症状:めまい、動悸、発汗、眠気、下痢など
腸の消化液の分泌が増して、水分やホルモン量のバランスが崩れることから生じます。
食後2、3時間後:後期ダンピング症状
症状:倦怠感、脱力感、めまい、冷や汗、ふるえなど
食後の急激な高血糖状態に対し、血糖を下げるホルモンである「インスリン」が膵臓から大量に分泌されます。その結果、血糖が下がりすぎて症状が発生します。
ゆっくり少しずつよく噛むことが大切
胃の切除後は、少しの食事でもすぐにおなかがいっぱいになります。このときに食事を取りすぎると、ダンピング症状が起こりやすくなってしまいます。
はじめは1日5食を目標にして、徐々に量を増やしていけばいいでしょう。
食事中の心がけ
1回の食事は30分の時間をかける
胃の働きが悪くなっているので、早食いは消化不良やつかえ、苦しみの原因になります。食べる量は減っていても、食事にかける時間は最低でも30分はとるようにしましょう。飲食物が流れるペースを自分で調整しましょう。
少量でとどめる
術前はまだまだ食べれたかもしれませんが、控えめにしましょう。食べられる量にも個人差がありますが、さっきも述べたように、食べすぎはダンピング症状のもとにもなります。
食べていかないと体力がつかないと心配するかもしれませんが、食べすぎも体に良くありません。
一口ごとに箸をおく
飲み込んだ飲食物が流れていったのを確認してから、毎回箸を置いて休憩するのがよい方法です。一気に食べるのを防ぐこともできます。
          
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胃切除後の食事の注意ポイント:後遺症

開腹手術によって胃を切除した後は、いろいろな後遺症があらわれます。
この後遺症を「胃切除後症候群」と呼びます。後遺症は食生活と大きく関係しており、日常生活において見過ごせないものとなります。
手術後の後遺症
ダンピング症候群
ダンピングとは「墜落」という意味で、食べ物が腸に墜落して急に流れ込む様子を表しています。もっとも多くみられる後遺症です。
不快な症状
冷や汗が出る
脈拍が速くなる
動悸がする
倦怠感が出る
頭痛、めまいが出る
まれに意識障害が起こる
貧血
胃の切除により、鉄分とビタミンの吸収が障害されて、欠乏することが原因で起こります。不足している分を補うことが必要です。
骨粗鬆症
胃の切除でカルシウムの吸収が悪くなり、骨がもろくなります。カルシウムやビタミンDを投与して対処していきます。
腹壁瘢痕(ふくへきはんこん)
ヘルニア腹壁の筋肉が閉じずに、皮膚の下に腸が飛び出している状態です。
流性食道炎
胃の手術後には、胸焼けを起こすことがあります。粘膜保護剤や酵素阻害薬などを使用していきます。
胆石
手術後は胆のうの収縮が悪くなって、胆石ができやすくなることがあります。胆嚢炎で症状が強くなったときは手術が必要になります。
胃を切除した後は、体重が減少します。これは、食べられる量が少なくなるのに加えて、吸収効率が悪くなるためです。
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胃がん治療後の生活:日常生活、定期検査

まずは、毎日の暮らしを充実させて、不安を取り除くことが、再発防止への手がかりになります。
【がんを防ぐための12か条】
1.バランスのとれた栄養をとる
2.毎日、変化のある食生活を
3.食べすぎをさけ、脂肪はひかえめに
4.お酒はほどほどに
5.たばこは吸わないように
6.食べものから適量のビタミンと繊維質のものを多くとる
7.塩辛いものは少なめに、あまり熱いものはさましてから
8.焦げた部分はさける
9.かびの生えたものに注意
10.日光に当たりすぎない
11.適度にスポーツをする
12.体を清潔に
定期検査で早期発見・早期治療
胃がんに対して有効な抗がん剤も開発されているので、早期に発見すれば治療できる可能性が高まっています。そのためには定期的に通院・検査をして、再発への備えをし、早期発見すれば、それだけ治療法の選択の範囲も広がり、負担も軽減されます。
一般的には、手術後2~3年間は3~6ヶ月ごとに、そのあとは5年を過ぎるまでは半年ごとに診察と検査を続けます。
身体所見
視診で貧血や黄疸の有無を調べます。触診では腹部の張り、しこりの有無、鎖骨のリンパ節の腫れを調べていきます。
腹部CT検査・超音波検査
肝転移やリンパ節転移がないかを調べていきます。
血液生化学検査
血液検査では、栄養状態と貧血について調べます。
また、腫瘍マーカー(がん細胞が作り出した特徴的な物質)を測定することで、体内のがんの状態を推定することができます。
腫瘍マーカーが異常値を示していても、必ずしも再発が起きているとは限りません。
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胃がん治療後の生活:再発

胃がん手術後の患者さんの約30%に再発が起こるとされています。再発を予防するために、治療時にはがん細胞があると考えられるリンパ節を郭清したり、化学療法などで消滅させたりしていきます。
再発の時期
胃がんの再発については、はっきりと予測することはできません。手術後数ヶ月でみられる場合や、数年後になってやっとあらわれるものもあります。
再発のほとんどは手術後5年以内ということがわかってきました。5年を過ぎてから発見される再発は10%以下ということもわかっています。
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手術を受けてから5年間は、定期検査を受けて再発がないかをチェックする必要があります。
再発が起きやすい部位
胃がんの再発が起きやすい部位は、腹膜と肝臓です。その他には、リンパ節、肺、骨、胸膜、脳、髄膜などにもみられます。
腹膜再発は、全体の約半数を占めています。なかでもスキルス胃がんで頻度が高いとされています

胃がん治療後の生活:胃切除後の胆石

胆石とは、胆嚢にたまった胆汁の成分が固まってできた結石です。胆嚢には、胆汁をためておき、必要に応じて圧縮したり放出したりする働きがあります。
【胆汁ができる流れ】
・肝臓で胆汁がつくられる。
 ↓ 
・食事により、胆汁の分泌を促すホルモンが出る。肝臓から大量の胆汁が放出される。
 ↓
・胆汁が脂肪分の消化吸収を助ける働きをする。
 ↓
・胆汁のほとんどは腸から再吸収されて、再び肝臓に運ばれる。
 ↓
・胆汁の一部は、便として排出される。

【手術による影響】
胃がんの手術をした影響で、胆嚢の動きにかかわる神経が切断されて、胆嚢の働きが鈍くなります。すると、飲食物が十二指腸を早く通り過ぎてしまうため、ホルモンの分泌が不十分になります。
その結果、胆嚢の収縮力が低下し、胆汁がたまったままになります。このまま濃縮がすすむと、胆石ができてしまいます。
広い範囲のリンパ節郭清をおこなって、胆嚢の神経を完全に切った場合には、胆石ができる可能性も高くなります。そのような場合に備えて、あらかじめ胆嚢を摘出してしまうこともあります。
胆石があると、激しい腹痛の他に、胆嚢炎、黄疸、急性膵炎などを起こす場合があります。症状がなければ、治療をする必要はありません。
腹痛や発熱、黄疸などの症状がみられる場合は、胆嚢の摘出手術を考えることになります。再度、開腹手術となることもあります。なお、胆嚢がなくなっても、生活にはとくに支障はきたしません。
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胃がん治療後の生活:腹痛・便秘、腸閉塞の対処法

手術後、傷が治るまでの過程で、腸の癒着が生じることがあります。癒着とは、炎症などにより、本来離れているべき組織同士がくっついてしまうことをさします。
腸の場合、腸管が曲がりくねっているので、隣接している腸管や腹膜などにくっついてしまうことがよくあります。すると、腸管が折れ曲がったり、ねじれたり、締め付けられるようになります。
癒着した部分は、詰まりやすいことも挙げられます。繊維質のものを多く食べたときは、消化しきれずに残ったものが、狭くなった部分にひっかかって、流れを止めてしまうこともあります。
たまった内容物の圧力と、流そうとする腸の運動によって、腹痛をもたらします。腹痛にも感じ方はいろいろありますが、きりきりとしたような痛みがあるのが特徴です。また、流れが止まってしまっているため、腸の内容物が戻ってきて、吐き気や嘔吐をするようになります。
腸の癒着は、便通にも影響を与えます。そして、腸閉塞も引き起こすことがあります。
腸閉塞への対処法
手術後の腸閉塞の原因は、ほとんどが腸の癒着です。まれに、再発したがんが大きくなって、腸を圧迫する場合もありますが、まずは腸の流れを滞らせないように心がけましょう。
食べたものが腸にひっかかりやすくなっているので、よく噛んで食べるようにしましょう。便秘がちな人は、薬などを使って、便通をよくしましょう。体を適度に動かすことも大切です。
無理に食事を摂るのも控えましょう。お腹の調子が悪いときは、水分をとって様子を見ます。
腹痛とともに吐き気があり、嘔吐したような場合は、血行障害とともに腸閉塞が起きていると考えられます。その際は、すぐに病院で手当を受ける必要があります。
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胃がん治療後の生活:胸やけなど不快な症状

胸やけがする
食道が痛む
苦い水が上がってくる
このような不快な症状の原因は逆流です。
胃の出入り口の機能が低下しているために、胆汁などの十二指腸の内容物が、胃の中に逆流してしまいます。
逆流の2つのタイプ
1.幽門を残した形式の手術後に生じる、胃酸などの内容物の逆流です。症状は軽めですが、就寝中に起こると飛び起きてしまう場合があります。9割以上は2~3年で胃の機能がほとんど回復します。
2.胃の幽門を切除した場合や胃の全摘で生じるもので、主に胆汁が逆流してきます。こちらはアルカリ性で、症状がかなり強烈になります。
肺に吸い込んだ場合、誤嚥性肺炎を引き起こす可能性もあり、高熱が出ることがあります。新たにがんが発生する危険性もあります。
逆流への対処法逆流は、主に寝るときに起こるので、就寝中の姿勢などに気をつけましょう。
●飲み物を用意しておく
逆流が起こったときのために、そばに水やお茶などの飲み物を用意しておきます。内容物を洗い流しましょう。
●上体を高くして寝る
上半身を少し高くして寝れば、重力に逆らって逆流してくる心配はありません。高さの調整には、布団の下に毛布や座布団などをはさんでおけばよいでしょう。
また、ギャッチベッドも効果的です。ギャッチベッドとは、福祉用具の特殊ベッドの事で、背上げ・膝上げ・高さ調整等が可能になります。
●就寝直前には食べない
食べてすぐ寝ると、就寝中に消化が進み、分泌液が増加します。そして、逆流が起こりやすい状態になってしまいます。油分の多い食事も、胆汁の分泌を増加させます。食後は少なくとも2時間は起きていましょう
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胃がん治療後の生活:貧血と骨粗鬆症の対処法

手術後、数年経ってからあらわれる後遺症に、貧血や骨粗鬆症などがあります。食事のとり方は自分で改善することができますが、これらの症状にいたっては、病院で適切な治療を受けなければならない場合もあります。
貧血への対処法
貧血の症状
貧血とは、血液中の赤血球の数やヘモグロビンが減っている状態をさします。軽い貧血の場合は自覚症状はほとんどありませんが、症状が重くなると、動悸、息切れ、頭痛、めまい、食欲不振、吐き気、呼吸困難などがみられるようになります。
必要な栄養素
赤血球の生産には、鉄やビタミンB12などの栄養素が必要になりますが、胃を切除(全摘出)したことにより、吸収効率が悪くなり不足しがちになってしまいます。
貧血と分かったらビタミンB12を年に数回注射します。また鉄分の多い食品をとりましょう。レバー、海藻類、緑黄色野菜などがあります。造血剤を使用して、血液をつくるための成分を服用する方法もあります。
骨粗鬆症への対処法
骨粗鬆症の症状
骨の密度が低下して、もろくなった状態が骨粗鬆症です。胃を切除した影響で、カルシウムの吸収効率が低下していることも要因となっています。そのため骨の変形、痛み、骨折などが起こりやすくなります。
骨粗鬆症の対処法
・適度な運動をして、筋力を保つようにします。
・カルシウムの多い食品を活用していきます。(乳製品など)
・カルシウム剤や吸収を助けるビタミンDなどを服用・注射します。
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胃がん治療後の生活:手術後の通院

通院の目的
回復具合のチェック
ふだんの食事がきちんと取れているか、胃腸に気になるような問題はないかを調べます。排便もスムーズに行えているかも聞きます。何か気のついたことがあれば、なんでも医師に報告するようにしましょう。治療が終わってはじめの1年間は、2、3回ほど回復状況を診ることになります。
再発の有無をチェック
手術が終わって3年目までは、もっとも再発が起こりやすいとされています。血液検査や内視鏡検査などで、がんの再発や転移がないかを調べます。7、8年経てば、再発する割合はグッと下がってきます。それまでは気をぬくことはできません。
通院間隔の目安
胃がんの場合、その進行状態によって、再発のリスクは異なります。再発の有無のチェックのための通院間隔も、がんの種類により変わってきます。
早期胃がん 6ヶ月~1年ごと
進行胃がん 3ヶ月ごと
スキルス胃がん 1~3ヶ月ごと

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胃がん治療後の生活:社会復帰

手術後は体重が減少しており、体力も低下しています。
体力を早く回復させるためには、食事をきちんと摂ることだけでなく、積極的に体を動かすことも必要になります。
手術創をかばってばかりいては、体力だけでなく気力も元には戻ってくれません。体を動かすことは、胃腸の働きもよくなって下痢や便秘の解消にもつながります。
全身の運動に適しているのは水泳です。泳ぐことは、全身の筋肉を動かすので、体にも良い影響を与えます。激しい運動が無理ならば、水中を歩くだけでも効果はあります。
近所を散歩するだけでも体を動かすことになります。はじめは近くを歩くようにして、慣れてくればじょじょに距離をのばすようにしていきます。その他、ハイキング、ゴルフ等が効果的です。
スポーツでも、ゴルフや野球、柔道や相撲などの腹筋に大きな力がかかるような運動は控えたほうが良いでしょう。半年以上経過すれば、もう体力は回復していると思われます。
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胃手術後の障害:胃切除後胆石

胃切除後5年以内に胆石ができたケースを胃切除後胆石といいます。胃の切除を受けた人の20%ぐらいに胃切除後胆石がみられ、たいていは術後1~2年でできます。
治療
胃切除後胆石は合併症を起こすことが少ないため、痛み等の症状がなければ、経過を観察したり、最近では肉体的な負担の少ない腹腔鏡下胆のう摘出術が行われます。
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胃手術後の障害:腸閉塞

腸閉塞とは、なんらかの原因で腸の一部の内腔が狭くなり、腸の内容物が詰まってしまう病気のことです。大別して2つのタイプがあり、腸の蠕動(食物を消化するための動き)が疎外されて生じる機能的イレウス、通り道が物理的にふさがれるものを機械的イレウスといいます。
機能的イレウスは、腸が麻痺したり痙攣したりして、正しく働かなるために起こります。
一方、機械的イレウスの原因として最も多いのは腸の癒着で、腸壁がほかの腸や腹膜とくっついてしまい、そのために腸が湾曲したり引っ張られたりして通過障害が起こります。
この癒着を生じる最大の原因は手術です。腸閉塞全体のなかで、以前受けた手術が原因となり起こるものが6~7割を占めています。体質的に癒着を起こしやすい人がいて、腸閉塞の患者さんにはそのような人が多いのです。
腸閉塞の症状
腹痛、嘔吐、吐き気、腹部が張って腸がゴロゴロ鳴るなどの症状が起こります。また、腸が詰まるのでガスや便が出なくなります。ただし、閉塞部位や程度により症状とその強さは異なります。
腸の血行障害を伴う場合は激痛が起こり、緊急の手術が必要です。
一方、胆管にできた結石が詰まってしまうと胆汁が十二指腸に流れなくなり、逆流した胆汁が血液中に溢れ、体中が黄色になってしまう黄疸が現れます。
また、実際には症状のない無症候性胆石も多く、症状がないからといって安心はできません。
腸閉塞の治療
絞扼性腸閉塞でなければ、保存的治療で治療が可能です。
食事や飲水を中止し、胃腸を休め、十分な補液を行います。腸の張りが強い場合は、鼻から胃や腸まで管を入れ、嘔吐のもととなる胃や腸の内容物を体の外に汲み上げます。腸の張りが少なくなれば、腸から吸収され快方に向かいます。
ガスや便が出れば、腸の通過障害は一応治ったことになりますが、腸が詰まった原因、つまり癒着や腸がはまり込んだおなかのくぼみは治らないため、再発の危険は残ります。
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胃手術後の障害:胃切除後貧血

赤血球を合成するためには、鉄分とビタミンB12が欠かせません。鉄分を食物から吸収するためには、胃酸の働きが必要です。またビタミンB12の吸収には、胃粘膜で分泌され、正常な赤血球の生産にかかわるビタミンB12結合たんぱく質内因子が関与しています。
胃を切除することによって鉄分とビタミンB12の吸収が不足すると、赤血球の合成に支障をきたし、結果として貧血を起こすことがあります。
鉄分の欠乏に起因するのは鉄欠乏性貧血で、ビタミンB12および内因子の欠乏に起因するのは巨赤芽球性貧血です。
胃の部分切除をした人の約35%、全摘した人の約70%に貧血が現れるといわれます。胃切除後貧血は、術後3年以上たってから起こることが多いようです。
胃切除後貧血は、術後早期から鉄剤、ビタミンB12、葉酸の投与によってある程度、予防することができます。食事では、鉄分やビタミンB12を多く含むレバーなどをとるように心がけましょう。
胃切除後症候群は適切な治療によって、ある程度軽減させることが出来ますが、大きな鍵を握るのは、患者本人の術後管理です。
切除前のからだの状態、切除方法、そして術後の回復度によって、症状の現れ方は個人差がでます。自分にはいつどうような症状がでやすいのか、何を食べた時、何を飲んだ時に起こるのかきちんと把握し、それに合わせた食習慣をつくることが大切です。
胃切除後症候群全体についていえることですが、食べ物は十分に噛むようにします。
歯を丈夫に保ち、胃の代わりに口でしっかり攪拌するつもりで、一口50回を目標に、少しずつゆっくりと食べましょう。十分噛むことは、下痢の予防にもなります。
暴飲暴食は厳禁です。1回の食事量については、自分の適量を把握しましょう。
食べ過ぎないように、常に腹6~7分目を目安にします。
からだに取り入れるエネルギーと消費するエネルギーのバランスをとり、ウォーキングなど適度な有酸素運動を続けて骨量と筋肉量を増やし、体重の増加を図ることも大切です。
胃がんの手術の場合、精神的ダメージも相当大きいはずです。術後も何となく違和感がついてまわり、しばしば不定愁訴として現れます。だるさや脱力感は、心身的な症状として現れることもあります。
胃の切除という事態を受容して、心身を日常生活に適応させていく努力が欠かせません。
       
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胃手術後の障害:吻合部潰瘍

術後1~2年後に胃と十二指腸または小腸とつなぎ合わせた吻合部に出来る潰瘍ですが、切除技術や医薬の進歩によって、現在ではほとんどみられなくなりました。
治療
吻合部潰瘍がある場合は、消化性潰瘍と同様の薬物療法を行います。
予防・日常生活の注意点
自分のからだの状態を把握する
胃切除後症候群は適切な治療によって、ある程度軽減させることが出来ますが、大きな鍵を握るのは、患者本人の術後管理です。
切除前のからだの状態、切除方法、そして術後の回復度によって、症状の現れ方は個人差がでます。自分に合わせた食習慣をつくることが大切です。
歯を丈夫に保ち、胃の代わりに口でしっかり攪拌するつもりで、一口50回を目標に、少しずつゆっくりと食べましょう。十分噛むことは、下痢の予防にもなります。
1回の食事量については、自分の適量を把握しましょう。
食べ過ぎないように、常に腹6~7分目を目安にします。
からだに取り入れるエネルギーと消費するエネルギーのバランスをとり、ウォーキングなど適度な有酸素運動を続けて骨量と筋肉量を増やし、体重の増加を図ることも大切です。
胃の切除手術を受けた以上、胃切除後症候群を回避するのは難しいことです。何らかの症状は必ず現れるものだと自覚して、1日も早く、自分なりの対処法をみつけるようにしましょう。

胃手術後の障害:輸入脚症候群

小腸の輸入脚の部分に内容物がたまり、胃のほうに逆流して胆汁を嘔吐する胃切除後症候群です。
治療
輸入脚症候群は、食事療法を行います。脂肪を制限し、高たんぱく、高エネルギー、ビタミン、ミネラルを多く含む食品を選びます。1回の食事量を少なくして、食後、安静を保つようにしましょう。
食欲がなく、体重の減少が著しい時は、点滴で栄養を補う場合もあります。
輸入脚症候群は、再建術が起因となっているものなので、ビルロートⅡ法をⅠ法やルーワイ吻合物などに変更する手術が選択されることがあります。再建術の変更によって、輸入脚の内圧を減少させます。
予防・日常生活の注意点
自分のからだの状態を把握する
胃切除後症候群は適切な治療によって、ある程度軽減させることが出来ますが、大きな鍵を握るのは、患者本人の術後管理です。
切除前のからだの状態、切除方法、そして術後の回復度によって、症状の現れ方は個人差がでます。自分にはいつどうような症状がでやすいのか、何を食べた時、何を飲んだ時に起こるのかきちんと把握し、それに合わせた食習慣をつくることが大切です。
胃切除後症候群全体についていえることですが、食べ物は十分に噛むようにします。
歯を丈夫に保ち、胃の代わりに口でしっかり攪拌(かくはん)するつもりで、一口50回を目標に、少しずつゆっくりと食べましょう。十分噛むことは、下痢の予防にもなります。
暴飲暴食は厳禁です。1回の食事量については、自分の適量を把握しましょう。
食べ過ぎないように、常に腹6~7分目を目安にします。
からだに取り入れるエネルギーと消費するエネルギーのバランスをとり、ウォーキングなど適度な有酸素運動を続けて骨量と筋肉量を増やし、体重の増加を図ることも大切です。
胃がんの手術の場合、精神的ダメージも相当大きいはずです。術後も何となく違和感がついてまわり、しばしば不定愁訴として現れます。だるさや脱力感は、心身的な症状として現れることもあります。
胃の切除手術を受けた以上、胃切除後症候群を回避するのは難しいことです。何らかの症状は必ず現れるものだと自覚して、1日も早く、自分なりの対処法をみつけるようにしましょう。
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胃手術後の障害:骨代謝障害

カルシウム、ビタミンDの消化吸収障害によって骨の代謝異常をきたし、骨粗鬆症や骨軟化症を招くことがあります。
胃酸の減少や小腸の細菌の異常によって、カルシウムが吸収されにくくなります。
脂肪の吸収障害のためにビタミンDが低下して骨基質へのカルシウムの沈着に支障をきたすからです。
胃切除後の骨障害の発生頻度は30~40%といわれています。
牛乳のカルシウムは吸収されやすいため補給に適しています。しかし、胃切除後は小腸粘膜の乳糖分解酵素が欠乏するため、牛乳に含まれている乳糖が分解されない乳糖不耐がしばしば起こります。特に冷たい牛乳は腹鳴、腹痛、下痢などの腹部症状を誘発します。
カルシウム豊富な食事、特に牛乳や乳製品を積極的にとるようにして、ビタミンDも補給します。さらに保健薬としてカルシウム剤やビタミンD製剤も補給します。
胃切除後症候群は適切な治療によって、ある程度軽減させることが出来ますが、大きな鍵を握るのは、患者本人の術後管理です。
胃切除後症候群全体についていえることですが、食べ物は十分に噛むようにします。
歯を丈夫に保ち、胃の代わりに口でしっかり攪拌するつもりで、一口50回を目標に、少しずつゆっくりと食べましょう。十分噛むことは、下痢の予防にもなります。
暴飲暴食は厳禁です。1回の食事量については、自分の適量を把握しましょう。
食べ過ぎないように、常に腹6~7分目を目安にします。
からだに取り入れるエネルギーと消費するエネルギーのバランスをとり、ウォーキングなど適度な有酸素運動を続けて骨量と筋肉量を増やし、体重の増加を図ることも大切です。
胃がんの手術の場合、精神的ダメージも相当大きいはずです。術後も何となく違和感がついてまわり、しばしば不定愁訴として現れます。だるさや脱力感は、心身的な症状として現れることもあります。
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ガンという病気、そして胃の切除という事態を受容して、心身を日常生活に適応させていく努力が欠かせません。
胃の切除手術を受けた以上、胃切除後症候群を回避するのは難しいことです。何らかの症状は必ず現れるものだと自覚して、1日も早く、自分なりの対処法をみつけるようにしましょう。