前立腺がんの種類

前立腺がんにはいくつか種類があり、分類の仕方もいくつか存在します。
組織学的分類と呼ばれるもので、分けると、前立腺がんは、腺がん・まれな腺がん・移行上皮がん・扁平上皮がん・基底細胞がん・神経内分泌がん・未分化がん・そのほかの悪性腫瘍となります。
ただ、前立腺がんでは腺がんがほとんどです。腺がんは、さらに、高分化腺がん、中分化腺がん、低分化がんに分けられます。
低分化のほうが、これから悪化していく余地が大きいことを示しているので、タチが悪いといえます。
また、他にもがんの組織の形で1~7に分けるWHO分類、増殖パターンなどで1~5に分けるグリーソン・スコア分類があります。
がんの発見の動機による分類というのもあります。これは、がんがどのようにして見つかったのかということで分類します。
臨床がん、オカルトがん、偶発がん、ラテントがんの4つに分類されます。
臨床がんは、診察によって診断される前立腺がんです。
オカルトがんは、体のどこかに転移が見つかって調べてみたら前立腺がんというパターンです。
偶発がんは、前立腺組織を、がん以外の病気の治療のために切り取ってみたら、偶然にがんが見つかったケースです。
ラテントとは、「隠れた」という意味なので、ラテントがんは、がん細胞があるにもかかわらず、症状として出ていないもののことです。
死後に解剖してがん細胞が見つかるケースが、ラテントがんです。

腎臓ガンと遺伝

病気と遺伝は何かしらの関係があると言われています。
病気と遺伝については、遺伝子レベルから考えられることです。そして腎臓がんについては、その危険が大きいとされています。
ですから、両親や祖父母が腎臓がんである場合、子供が腎臓がんにかかる確率は、少し高くなると言われています。
現代の医学では遺伝をするメカニズムを遺伝子レベルで研究されていますが、それによって、遺伝子異常が認められるときに、腎臓がんになるという予測がされています。
だからといって、必ずしも腎臓がんになるとは限らず、そこでやはり大切なのは、生まれてからの生活ということになります。
また、遺伝の中には、がんを抑制するものもありますから、そちらが順調に子供に引き継がれれば、ラッキーなことと言えます。
これからの遺伝子の研究によって、このがんをやっつける遺伝子がどういった場合に遺伝しやすいかということが分かれば、ますます腎臓がんの危険性はなくなります。
がんに限らず、遺伝に関してはプラスのものであれば大いに歓迎することですが、マイナスなものが遺伝をしないようにするには、日頃からの生活を見直すことがポイントとなります。

腎臓がんの原因

腎臓がんの原因は根本的にまだ解明されていないのが現状です。腎臓がんの発生を予防することも、今のところは不可能とされています。
しかし、腎臓がんの発見後の治療の事などを考えると、早期発見に努め腎臓がんが発見された時に早期治療が行えるように自身の健康状態に気をつけておきましょう。
はっきりとした原因はわかりませんが、腎臓がんを発生しやすい要因として言われているものに、食の欧米化や肥満といったようなことが上げられています。以下、現在言われている代表的な腎臓がんの危険因子です。
動物性脂肪・蛋白質の過剰な摂取
肥満(特に女性)
喫煙
糖尿病
高血圧
遺伝(がんを発生させやすい体質の遺伝)
利尿剤の服用
フェナセチン含有鎮痛剤
アスベストやドライクリーニング従事者による化学物質の曝露
結節硬化症、多発性のう胞、フォン・ヒッペル・リンドウ病などの病気

肝臓病の予防と対策

1)初期症状を見逃さないように
肝臓病は「沈黙の臓器」という異名を持っています。ですから、ちょっとした症状ではなかなか判断しづらいのが、肝臓病です。しかし、比較的よく現れる肝臓病の初期症状として、「カラダのだるさ」「食欲不振」「吐き気」があります。これらの症状は、胃腸が不調なときや夏バテ、疲労の場合にも見られるもので、そのままそっくり肝臓病の初期症状とは言えませんが、数日続くようでしたら、一度、医師の診断を受けた方が良いでしょう。
2)療養しだいで完治する慢性肝炎
1年以上も続く状態の肝炎を「慢性肝炎」といい、場合によっては何年、何十年も続くことがあります。しかし、この「慢性肝炎」も決して治らない病気ではありません。正しい食事療法によって、完全に治る可能性が充分あります。そのためにも適切な生活習慣を心がけ、健康なカラダに戻すことが大切です。
3)手作り料理が基本です
食事療法は、バランスのとれた栄養をとり、適正カロリー量を守ることが基本です。計画的なメニューづくりのためにも、栄養バランスの悪い加工食品は、なるべく控えるようにしたいものです。缶詰、びん詰、冷凍食品、お菓子類は使用している素材や調味料の分量などが明らかでないことが多く、知らず知らず、栄養が偏りがちで高カロリーになるものです。どうしても料理に使う場合は、肉類なら脂身をていねいに取り、でてくるアクをすくい取る。缶詰は、皿にあけてから、改めて自分で調理するくらいの配慮が必要です。
     it_365_070.gif

食道がんの疑いがあるかを調べる検査

食道がんの疑いがあるかどうかを調べる検査には、「食道造影検査(レントゲン検査)」と「食道内視鏡検査」があります。また血液を採取して調べる腫瘍マーカー(血液検査)もあります。
食道造影検査(レントゲン検査)食道造影検査はバリウム(造影剤)を飲んでバリウムが食道を通過するところをX線で撮影して食道がん(食道癌)の場所や大きさなどを調べる検査です。
患者さんにとっては負担の少ない検査ですが、早期発見は難しいという問題もあります。
食道内視鏡検査食道内視鏡検査は口から(鼻からの場合もある)カメラのついた内視鏡を挿入し食道の内部を直接観察する方法です。
検査の際に「ルゴール」と呼ばれるヨウ素液を食道内にまいて検査をするヨード染色法により観察することがあります。この方法を用いれば肉眼では識別が難しい早期の食道がん(食道癌)でも見つけやすくなります。
腫瘍マーカー(血液検査)腫瘍マーカー(血液検査)は血液を採取するだけで用意に検査できるため広く普及しています。
日本人の食道がんはほとんどが扁平上皮がんであるため、「SCC抗原」という腫瘍マーカーを確認することで治療後のフォローアップなどに有用です。基準値は1.5(ng/ml)以下-EIA法/2.0(ng/ml)以下-IRMA法・RIA法です。

胃にやさしい食べ物リスト

胃の病気の治療の基本を一言で言えば、胃に負担をかけない食事です。
負担をかけないというと「おかゆと梅干」などが浮かびますが、慢性胃炎では逆効果です。むしろ十分な栄養を補充する必要があります。
食事のポイントとしては3つあります。
1. 栄養バランスに富んだ 消化しやすい物を摂る
2. 毎日規則正しい時間に食べる
3. 腹八分目
胃にやさしい食品
食べてよいもの なるべく避けたいもの
タンパク質食品
牛乳、ヨーグルト、チーズ、ミルクゼリー、プリン、ババロア、ブラマンジェ
半熟卵、いり卵、ポーチドエッグ、卵豆腐、茶碗蒸し、オムレツ
鶏肉(皮なし)、ひき肉、脂の少ない肉
ヒラメ、カレイ、生ザケ、すり身、脂の少ない魚、しらす干し、カキ、はんぺん
豆腐、凍り豆腐、納豆、湯葉、きなこ、やわらかい煮豆、裏ごし豆
糖質食品
やわらかいごはん、パン、うどん、冷や麦、そうめん、はるさめ、ジャガイモ、里芋、大和芋、さつまいも(皮むき)
アイスクリーム、シャーベット、ウエハース、ビスケット、カステラ、カスタード
脂質
バター、マヨネーズ(少量)、生クリーム、サラダ油(少量)、オリーブ油(少量)
野菜
大根、かぶ、とうがん、にんじん、ゆり根、白菜、かぼちゃ(皮むき)、なす(皮むき)、トマト(皮むき)、ほうれん草、春菊、小松菜、キャベツ、玉ねぎ、レタス、カリフラワー、ブロッコリー、生わかめ(やわらかいところ)、野菜ジュース
果物
りんご、バナナ、桃、イチゴ
嗜好品
サケそぼろ、でんぶ、のりの佃煮、麦茶

肺気腫の症状

肺気腫の症状として特徴的なものは。息切れと呼吸困難です。ぜんそくを伴うことも多いようです。
肺気腫の初期の症状としては、せきやたんが続く慢性気管支炎の症状から始まって、息切れを覚えるようになることが多いようです。またはじめ息切れがあって、そのうちにせきやたんを伴う場合もありますし、息切れや呼吸困難だけで、ほとんどせきやたんを伴わない場合もあるようです。こうした症状から肺気腫としてではなく、ぜんそくとして治療されている場合もあるようです。
肺気腫の症状が進むと、息切れや呼吸困難の程度はしだいに強まります。特にかぜ、気管支炎、肺炎などの呼吸器感染によって急激に症状が悪化することが多いようです。症状の悪化に伴って食欲もなくなり、体重が減少してやせてくるようです。またくちびるやつめの先が紫色(チアノーゼ)になり、指が太鼓ばちのようにふくれたりするようです。
肺気腫の症状が更に進むと、胸の周囲が樽状に広がって、口をすぼめてゆっくりと息をするようになります。そして息を強く吐けないようになるようです。肺気腫でない人は、マッチに火をつけ、口から10センチほど離し、大きな口をあけて一息で吹き消すことができます。しかし肺気腫の人は、強く息を吐くことができないために、マッチの火を吹き消すことができないようです。
肺気腫の症状がこうした段階まで進むと、呼吸器感染や睡眠薬の服用が原因となって、精神の錯乱や意識がもうろうとなり、昏睡におちいることもあるようです。この場合は、生命の危険もあるようなので、直ちに治療を受ける必要があります。