ピロリ菌除菌治療の失敗

ピロリ菌の除菌治療が成功したかどうかを確認することは重要です。
一度確認しても、2回までは保険で検査ができますので、再度確認してみることをおススメします。
1回目のピロリ菌除菌で成功しなかった場合には、二次除菌を行います。
ピロリ菌除菌治療が成功しない原因のほとんどは、使用した抗菌薬(クラリスロマイシン)に対する耐性菌です。この耐性菌を持つ人が増えているため、ピロリ菌の除菌の成功率は低下しつつあります。
このため、二次除菌では、別の抗菌薬(メトロニダゾール)を使います。ピロリ菌除菌治療の一次除菌と二次除菌をあわせると全体の95%は成功するとされています。
胃のあたりが痛いからと言って、必ずしも胃の病気とは限りません。
胆のう炎や胆石(タンセキ)、膵炎(スイエン)、膵臓ガンなど、胃以外の病気が胃の痛みとして感じられることもあるので、一度きちんと医師の診察を受けましょう。
 ピロリ菌の除菌治療は、あらゆる胃の病気の胃リスクを軽減させることは明らかですが、必ずしもすべてが解決するわけではありません。リスクのひとつが取り除かれたということだけなので、普段の食事などに気をつかい、胃に負担のかからない生活をすることも大切です。
食事に関しては、規則正しく1日3食きちんと食べること、脂っこいものや香辛料の強いものを食べすぎないことです。
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がんの種類別の抗がん剤

抗がん剤は種類によって投与期間や作用が異なります。副作用は薬によってさまざまで、反応は個人差が大きく、効果は患者さんによってだいぶ差があります。
がんの種類、進行度、体調などに合わせて、できるだけ副作用が軽く効果的な抗がん剤治療を行うよう管理します。
脳腫瘍
分子量が小さく血液脳関門への透過性があるアルキル化剤のニムスチン、ラニムスチン、テモゾロミドなどが用いられる。
頭頸部がん
代表的なものにシスプラチンとフルオロウラシルの併用療法がある。この2剤に加えドセタキセルが用いる場合もある。
肺がん
シスプラチンまたはカルボプラチンに別の抗がん剤を加えた2剤併用療法が標準的な治療法である。EGFR遺伝子変異をもつ非小細胞肺がんに対して、イレッサは特に治療効果の高いことが分かっている。
乳がん
CMF療法(シクロホスファミド、メトレキサート、フルオロウラシルの組み合せ)、CAF療法(シクロホスファミド、ドキソルビシン、フルオロウラシルの組み合せ)、AC療法(アドリアマイシン、シクロフォスファミドの組み合せ)などが行われる。
食道がん
放射線療法と同時にPF療法(シスプラチンとフルオロウラシルの組合せ)を中心に、他の抗がん剤を組み合わせた多剤併用が一般的である。
胃がん
フルオロウラシルが中心に用いられる。胃がんは比較的、抗がん剤の効きが良くないといわれるが、テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム(TS-1)、アドリアマイシン、シスプラチン、イリノテカン、パクリタキセル、ドセタキセルなどの登場で抗がん剤治療が飛躍的に進歩した。
大腸がん
フルオロウラシル、イリノテカン、オキサリプラチン、テガフール・ウラシルなどの抗がん剤を組み合わせた投与が行われる。なお、ホリナートはこれらの抗がん剤の補助として併用される。これら抗がん剤と併用することによって、奏功が期待される分子標的治療薬にアバスチンがある。
胆嚢がん
標準治療が確立されていないが、ゲムシタビンが標準として使われている。
膵臓がん
ゲムシタビン、S-1が第一選択薬として推奨されるようになり、従来に比べて予後が良好であることが分かっている。ゲムシタビンにS-1を併用して良好な奏功率が示されている。
腎臓がん
インターフェロンなどの治療が行われていたが、近年、分子標的薬のソラフェニブとスニチニブが腎臓がんを適応として承認され、腎臓がん治療に新しい門戸を開いた。
膀胱がん
メトトレキサート、ビンブラスチン、ドキソルビシン、シスプラチンを組合せたM-VAC療法、ゲムシタビシンとシスプラチンを組み合わせたGC療法が標準的な化学療法として行われる。
前立腺がん
前立腺がんではホルモン療法が主に行われている。2008年にドセタキセルの適応が承認され、化学療法に新たな道が開かれた。
子宮がん
子宮体がんには、シスプラチン、アドリアマイシン、パクリタキセルの組合せが主に行われている。
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前立腺肥大症の治療:尿道カテーテル

前立腺肥大症が進行して膀胱の出口が塞がれ、いよいよ尿がでなくなった場合、狭くなった尿道を通 して膀胱の中に管(カテーテル)を挿入し、尿を出すことです。
尿道カテーテルは2-4週間で交換します。カテーテルをしたまま風呂に入ることもでき、普通 とあまり変わらない生活を送れます。 しかし、長期間の留置は結石形成しやすくなり、膀胱炎を生じることになります。
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前立腺肥大症の治療:高温度治療

患者の負担の少ない、日帰りでできる手術です。手術時間は約1時間、効果は半年から1年くらい続きます。
尿道の表面に麻酔をしてから、カテーテルを挿入し、マイクロ波をあてて、前立腺を45度~55度に加熱します。焼けた前立腺は組織破壊をおこし、縮小します。発想は電子レンジで食べ物を温めるのと同じです。
このとき尿道がやけどをするのではないかと心配になりますが、挿入したカテーテルに絶えず水を還流させて冷やしますので、やけどの心配はありません。
■メリット
①日帰りでできる
②逆行性射精が10パーセント弱の確立でしかおきない
■デメリット
①治療後症状の改善に1~2週間かかる、治療直後はかえって尿はでにくくなる
②効果が1年くらいしかもたない
治療中は前立腺を温めるため、オシッコガしたくなります。しかし、尿道にはカテーテルが入っていますので、おしっこはできません。また、麻酔をしますが痛みを訴える人もいます。
治療後は、前立腺が焼けているため刺激があり一晩中尿意を感じる人もいます。
治療後2日間は尿道にカテーテルを挿入したままなので、不快感があります。その間ペニスの先から4、5cmカテーテルがでたままです。カテーテルには蓋がついていますので尿が漏れることはありません。
カテーテルは2日後に病院で取り除きます。
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前立腺肥大症の治療(薬)

植物エキス剤:エビプロスタット、パラプロスト、 セルニルトン:
症状を緩和する作用があり、夜間頻尿・残尿感・切迫尿意などを軽減し、時には症状が消失するほどの効果 もあります。前立腺そのものを小さくするほどの効果は少ない。副作用が少なく、使いやすい薬です。
漢方薬:八味地黄丸、牛車腎気丸 :上記の薬物のように症状を緩和します。症例によっては非常に効果 があります。量が多いのが飲みにくいこともあります。
交感神経抑制剤(α-ブロッカー):ミニプレス、ハルナール、 フリバス、デアタントール :
膀胱の出口が前立腺によって塞がれて狭くなっているので尿がでにくいが、ここを広げる作用があります。排尿効率がよくなり、尿の勢いがよくなります。全身の血管も広げるので血圧が低下するため、起立性低血圧を生じ立ち上がるときふらふらすることがあります。
女性ホルモン剤:プロスタール、パーセリン:
前立腺そのものを少し小さくする作用があります。副作用があり、女性化し、勃起障害になることがあります。食欲がでてくることで太り、心臓に負担がくることもあります。
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大腸がんの治療:開腹手術

内視鏡や腹腔鏡手術もさかんに行われるようになりましたが,大腸がんではリンパ節への転移が見られることが多く,現在でも大腸がんではリンパ節廓清のしやすい開腹手術が主流です。
 
 大腸がんの根治手術は転移からの発症を防ぐため病巣から約10cmくらい離れたところまでを切除し,腸管に近い1群のリンパ節だけでなく2群,~3群までのリンパ節を廓清し,腸管を縫合する方法が一般的です。また結腸がんの場合このような方法でも,手術後の機能障害はほとんど起こりません。
 直腸がんの根治手術は進行がんの場合,多くの問題を克服しなければなりません。それは直腸の周囲には,膀胱や尿道,前立腺,子宮,膣などの泌尿器,生殖器などがあり,さらに肛門など重要な器官があるからです。
 直腸がんの根治手術は,大きくわけて2種類あります。その一つは直腸とともに肛門も切除し,S状結腸に人工肛門(ストーマ)をつくる方法であり,もう一つは肛門括約筋を残して,直腸を切除し,腸管を縫合して肛門をそのまま機能させる括約筋温存直腸切除術です。
 現在では直腸がんの手術で約70%が肛門が温存され,下部の直腸がんでも約50%が温存されるようになってきています。
 さらに最近では泌尿器や生殖器の機能に関係する自律神経を温存させる手術も確立し,術後のQOLの低下を抑えることができるようになりました。
 これはがんの進行状態に応じて,個々の神経を見分け,自律神経をできるだけ残しながら病巣だけを切除していくというもので,この日本の直腸がん手術のレベルは世界最高水準にあるといわれています。
 しかし,病期が3期以降では骨盤内臓器全摘出手術が行われることもあり,この場合,排尿機能や性機能は温存できなくなります。
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大腸がんの治療:腹腔鏡手術

早期がんでも,内視鏡的治療が困難な大きながんには腹腔鏡手術が行われます。また最近では進行がんでも腹腔鏡手術が行われるようになりました。この方法は開腹手術に比べ,患者の負担が少ないというメリットがあります。
 しかし,進行がんに対しても開腹手術と同等の安全性や治療成績が得られるかどうかは評価が定まらず,現在,国内では進行がんに対する腹腔鏡手術と開腹手術の臨床比較試験が実施されています。
 今後,患者への負担の少ない腹腔鏡手術はその適応範囲が拡大されると予想され,腹腔鏡手術を行う病院も増加しています。
 開腹手術と比較した場合,痛み止めは開腹手術が平均して3~5日に対し,腹腔鏡は2~3日ですみます。また退院までの日数は開腹手術が10日前後に対して,腹腔鏡は1週間前後といわれています。
 確かに,このように患者の負担が少ないことは事実ですが,高度なリンパ節郭清は技術が要求されるだけでなく,腹腔鏡手術は歴史が浅いため,病院や医師によっては経験が不足している点も否定できません。
 日本内視鏡外科学会の調査では,2006年からの2年間で大腸がんの腹腔鏡手術で縫合不全や出血などが原因で11人が死亡したと報告しています。
 したがって,腹腔鏡手術を受ける際には,その医療機関の実績などをよく調査しておくいことも必要でしょう。
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