肺がんの生存率は、肺がんの種類や生活習慣や年齢など、さまざまな条件で変わってきます。また、肺がんの再発や転移した場合には、更に生存率は低くなります。
肺がんの生存率は、肺がんの種類の小細胞がんと非小細胞がん(腺がん、扁平上皮がん、大細胞がん)で、生存率を割り出します。
肺がんが非小細胞がん(腺がん、扁平上皮がん、大細胞がん)の場合の生存率について説明します。
非小細胞がんで、他に転移がない肺がんの場合、早期の1期だと5年生存率が50~70%、10年生存率は90%とされます。2期では5年生存率40%、3期では2年生存率30%、4期になると1年生存率が30%程になります。
非小細胞がんの場合、3期になると外科手術や放射線療法の選択肢が狭くなります。
更に進行すれば、治療法は更に少なくなります。
3年間にがんの再発がなければ、肺がんは監視に近い状態と判断されます。
小細胞がんは限局型と進展型があり、生存率は限局型のほうが良いと考えられています。進展型野は胃がんは全身に広がり、さまざまな箇所へがんが転移しますので、3年後の生存率は10%と、とても厳しい結果になります。
これは、同じ肺がんでも、種類によってこれほど生存率に差が生じます。
小細胞がんの再発については、限局型で80%、進展型では、ほとんどの場合再発することから、再発した時の生存率は、更に低くなります。
ここに示した生存率は、あくまで統計上の数値で、必ず数年先に死を約束したものではありません。
生存率は肺がんの治療の上では、どちらかといえば邪魔な存在です。
これは患者が治療へ向かう意欲や志気を失いかねません。
生存率は結果であるので、治療とは意味が違います。
積極的な治療を心掛け得ることが大切です。