がんの治療に使われる抗がん剤の副作用で、広く知られているのが脱毛です。
がんを治療している患者の髪の毛がなくなってしまうということをよく見かけます。
抗がん剤というのは、人間の細胞の中で速い速度で細胞分裂するものを滅却するようになっています。
速い速度で細胞分裂しているのはがん細胞ですが、他にも毛根の細胞も細胞分裂の速度が速いのです。
それにより、毛根細胞も抗がん剤により、滅却されてしまいます。
抗がん剤の副作用による脱毛は一時的なものです。
女性にとってはとても辛いことですが、治療が終了するまでの我慢です。
抗がん剤には、代謝拮抗剤、アルキル化剤、白金製剤、抗がん性抗生物質、植物アルカロイド、分子標的治療薬という6種類があります。
白血球は免疫力を守る役割をしているのですが、その白血球を減少させる副作用がある抗がん剤もあります。