卵巣がんは、早期の診断が難しいがんです。
がんがある程度大きくなる、または他の部位に転移するまでには、卵巣がんの症状が現れません。
無症状のうちに進行しますから、卵巣がんはサイレントキラーと呼ばれているわけですね。
2006 年にワシントン大学医学部のグループは、卵巣がんの典型的な4つの症状を研究調査から見出したと報告されています。
4つの症状チェックと腫瘍マーカーの血液検査を組み合わせた検診が、卵巣がんの発見率を向上させることができたというわけです。
卵巣がんに見られる典型的な4つの症状とは、以下の通りです。
1.腹部の膨満感がある、もしくは腹部の周囲サイズが大きくなった。
2.骨盤、または腹部の痛みがある。
3.食事が進まない、またはすぐに満腹感を覚える。
4.トイレが近い。もしくは排尿困難。
上記のどれか1つの症状でも、月に12回以上続く場合は、卵巣がんのリスクが高いとされています。