肺野型肺がんは、細い気管支や肺胞に発生するがんで、喫煙者だけでなく非喫煙者にも発生するタイプの肺がんです。
肺野型肺がんは、肺門型肺がんと違って症状が出にくいのが特徴です。
早いうちから単純胸部X線検査やCT検査などで発見する事ができます。
肺の奥の方にできるがんなので、気管支鏡が届きにくく、細胞診や生検をするときには気管支鏡に特殊な器具をつけたり、X線透視下やCTガイド下で皮膚の上から針を刺して行なう事になります。
日本など先進国ではこの肺野型肺がんが増加しています。
一因として、フィルター付きタバコの普及が関係しているのではないかと考えられています。
タバコに含まれるニコチンなどの成分は、フィルターを通すと粒子が小さくなるため、肺の奥のほうに作用するのではないかといわれているのです。