すい臓は肝臓、胃、十二指腸などの臓器に囲まれ、身体の奥に位置しています。
何か異変があっても発見し辛く、治療もしにくいということです。
すい臓がんは、目立った症状がでないので、発見されないまま進行してしまいます。
すい臓と関係のある臓器になにか異常がある場合は、すい臓の働きも悪くなっていると考えます。
そしてその臓器に適切な治療をしてもよくならない場合、すい臓に異変が起こっていることが多いのです。
すい臓の病気は年々増加していますが、胆道や胆のうの病気も急増しています。
なぜなら、食生活の欧米化やアルコールの摂り過ぎが原因といわれているからです。
胆道とすい臓は密接な関係があり、片方に異常があれば、もう片方にも異常が生じます。
そして胆道・胆のう・すい臓の病気が進行すると、次は肝臓・胃・腎臓にも異常が生じます。
胆道とすい臓、肝臓と胃の病気は大変症状が似ているので、最初の治療での診断が大事になります。
ちなみに胆道と胆のうの病気には、胆道感染症・胆石症・胆のう摘出症候群・胆道イキスキネジーがあります。
すい臓がん以外のすい臓の病気には、急性すい炎・慢性すい炎・すい嚢胞があります。