子宮内膜症であるから、妊娠が出来ないかと言えば、必ずしも不妊症になるとは限りませんが、不妊症の患者の多くが子宮内膜症であることは事実です。
子宮内膜症は発病して、月経を重ねる度に進行するものですから、若い人では子宮内膜症でも妊娠する人はいます。
子宮内膜症になって、症状が悪化すれば、卵管・卵巣といたホルモン分泌や卵子の着床までの工程を妨害する機能障害が数多く発生するために、高い確率で不妊症になると言えます。
癒着が始まるような症状にまで子宮内膜症を進行させた場合、母体にとって深刻な事態です。
癒着の度合いによっては切開して切り離す事も出来ないため、子宮や卵巣の摘出手術の方法しか治療の選択肢がない場合があります。 不妊が子宮内膜症が原因の場合は、出来るだけ早期の治療が重要になってきます。