体の消化器官として胃から十二指腸へとつながっています。
胃潰瘍という病気の同じ原因で場所が違うものが十二指腸潰瘍です。
ですからその発生メカニズムや症状などはほとんど同じと考えてよいでしょう。
胃の粘膜と十二指腸の腸壁はほとんど同じ構造をしています。
胃液によって胃に穴があくと胃潰瘍になりますし、十二指腸に穴があくと十二指腸潰瘍と呼ぶのです。
胃や十二指腸は非常にデリケートな臓器と言われています。
精神的あるいは肉体的なストレスが加わりますと、すぐに影響を受けてしまいます。
また、ある種の薬を飲むことによって粘膜の働きが阻害されることもわかっています。
そのような状況が続くと胃潰瘍や十二指腸潰瘍になるのです。
その他にもピロリ菌などが原因の場合もありますが、胃潰瘍と十二指腸潰瘍は同じ病気と考えてもいいのです。
潰瘍にならないようにするためには、規則正しい生活をするとか、暴飲暴食をしないとか、野菜をこまめに食べるなどがよいと言われています。
自覚症状があるのであれば、何らかの異常があると考えるべきです。
我慢しながらアルコールを飲むと言ったことは体にとって非常に悪いことです。
アルコールやたばこを控えて、規則正しく生活するようにしましょう。
また、何か異常を感じたならば早めに病院で検査をしてもらうことです。
胃潰瘍も十二指腸潰瘍も早期発見が一番です。
軽いうちであれば投薬のみでよくなってしまいます。
吐血などの症状が出る人はかなり悪化した時と考えてよいでしょう。