胃・十二指腸潰瘍のある人に限って、2000年11月からピロリ菌の除菌療法が保険適用になりました。
一次除菌法
PPI(プロトンポンプ阻害薬)+AMPC(アモキシシリン)+CAM(クラリスロマイシン)の3種類の薬を、朝夕の食後に1週間服用します。PPIはランソプラゾール、オメプラゾール、ラベプラゾールナトリウムのうち、どれか1種類を使います。
一次除菌で除菌が成功しなかった場合、使用する抗菌薬の種類を変えて二次除菌を行います。一次除菌で使ったものと同じ薬剤の量を増やして繰り返しても、成功率は極めて低いので、必ず種類を変えて行うことが必要です。
二次除菌法
PPI(プロトンポンプ阻害薬)+AMPC(アモキシシリン:商品名はサワシリンなど)+MNZ(メトロニダゾール:商品名はフラジールなど)の3種類の薬を、朝夕の食後に1週間服用します。