病気の治療のために投与された抗生物質が原因で大腸炎をおこすことがあります。
大腸の中には「腸内細菌」というたくさんの細菌がすんでいます。「腸内細菌」のなかには「悪玉菌」と「善玉菌」がいて通常は両者は冷戦時代の米ソのようにバランスをたもっています。
そこに抗生物質が投与され、たまたま抗生物質が「善玉菌」のみを殺菌し「悪玉菌」が優勢になると薬剤性大腸炎になります
治療は最初の抗生物質を中止して、「悪玉菌」に有効な抗生物質を投与することです
医師が診断に気づかずに最初の抗生物質を続けていると重症になります。