前立腺がんの最新治療である前立腺組織内照射療法はアメリカで実施されています。日本では、まだこの治療を行うことができるI (ヨード) -125は限られていますので、治療できません。
入院期間は1日ぐらいです。
前立腺組織内照射療法の特徴
1、外科手術( 根治的前立腺摘出術 )に比べ必要となる時間はずいぶん短くなり、入院期間は1日ぐらいで結構です。
2、通常の外部照射に比べてより大量の線量を前立腺に照射できること、周辺の臓器への照射量を抑えることができます。治療に伴う身体的な負担が大変小さくなり、なお、治療後に起こる副作用も一般に軽度なため、比較的高齢な方でも治療を受けることが可能で退院後すぐに日常生活に戻ることができます。
3、比較的早期の前立腺がんに対する治療法としてアメリカでは実績によると、外科手術とほぼ同等の成績であることが分かりました。つまり、初期前立腺癌であれば、95%の5年以上生存率です。
I (ヨード) -125について紹介します。
I (ヨード) -125は、アメリカを中心に用いられている線源で、I (ヨード) -125を経直腸エコーガイド下に正確に前立腺内に永久挿入する治療法で、アメリカにおいては限局性前立腺癌の標準的治療として定着しています。しかし、日本ではまだ許可されていません。