急性胃炎の場合、症状によって治療法はいくつかありますが、症状が比較的軽症であれば薬物治療が行われます。
用いられる薬品は、H2受容体拮抗薬、プロトンポンプ阻害薬、胃粘膜保護薬などとなります。
症状が重く、激しい痛みや吐血があった場合には、早急に消化器専門医の診断を受けた上で内視鏡検査を受けましょう。
急性胃炎は症状がはっきりしているので、まずは原因を取り除く必要があります。
服用している薬品が原因となっているのなら、医師との相談を行った上で服用を中止したり、ストレスが原因となっているのなら、そのストレスの解消に努めることが症状の改善につながります。
それでも症状の改善が見られなかった場合には、薬物療法が行われます。薬物療法に用いられる薬剤の詳細は以下のとおりです。
・胃酸分泌抑制薬胃酸の分泌を抑制するための薬剤です。対症療法の中心となります。
・胃粘膜保護薬
胃の粘膜を保護するための薬剤で、補助的なものです。
・運動機能改善薬胃のもたれが見られる場合に、胃の運動を活発にするために用いられます。