すい臓がんは、特有の症状がないためいつの間にか進行し、他の臓器に転移していたり、手遅れになってから発見されたりすることです。
すい臓がんとすい炎の因果関係は分かっていませんが、両者の症状はとてもよく似ています。
すい炎、特に慢性すい炎の症状を理解して気をつけていれば、それらの症状が現れた場合、すい臓がんも疑ってみるということが出来ます。
すい炎の主な症状に痛みがありますが、それ以外にもいくつか症状があり、すい臓がんと共通するものが多いです。
急性すい炎:微熱があり、時には40℃近い高熱が出たりします。他には消化器症状の吐き気は嘔吐を伴います。
慢性すい炎:消化吸収がきちんとできず、体重が減ってしまい、時には糖尿病が現れたりします。
反復的な激痛が起こったり、持続的な鈍い痛みが起こったりと痛みが長期化し、精神的に抑鬱症状になったりします。
糖尿病と分かっていても、慢性すい炎が原因で起こっていることには気付かない場合もあります。
糖尿病に対する適切な治療を行い、自己管理もきちんとしているにも関わらず症状が良くならないなどの場合、単なる糖尿病ではない、と疑ってみることも必要です。