卵巣はもともと母指頭大ほどの大きさしかありませんし、完全に腹腔内臓器であるので、5㎝くらいまでの腫瘤ですとほとんど気が付かれることがありません。
そのため卵巣腫瘍は、卵巣がんをふくめてサイレントデイジーズ:静かなる病気とも言われております。
発生原因としては、疫学的な検討より喫煙歴とか、排卵誘発剤の使用をあげる報告もありますが、詳しいことは解っておりません。
早期発見するためには、検診や人間ドックなどを受けてもらうことが不可欠です。
卵巣がん検診は、いまだに法律による規定がなく、全て自費検診にたよらざるを得ないのが現状です。