日本人の死亡原因の第1位は癌であり、肺がんが臓器別の第1位となっています。
肺がんは予防も治療も胃がんなど他の臓器のがんに較べて遅れているのが現状で、診断技術や治療方針の改善にもかかわらず、5年間でおよそ85%の人が再発すると言われています。
また、再発と同時に転移の可能性も出てきます。
一般的に、肺がんの場合はリンパ節(主に肺内リンパ節)、脳、骨などに移動しやすく、小細胞がんの場合は、骨髄に転移しやすいと言われていますが、血管は体の隅々まで行き渡っているので、次に転移する場所の正確な予想はできません。
肺がんが転移しやすく進行が早い理由としては、肺周辺に血管やリンパ節が集中していることが挙げられますが、何にしても放置しておくと急激に症状が悪化している場合もあるので早急な対処が必要です。