子宮内膜症の薬物治療:漢方

子宮内膜症は静脈血のうっ血した症状で、漢方ではお血といいます。
代表的な漢方の薬は、桃核承気湯、通導散、きゅう帰調血飲第一加減、桂枝茯苓丸、温経湯、折衝飲等です。                                                 病変の程度によって西洋薬と漢方を使い分ける考え方もありますが、漢方を長期間服用することで、うっ血の除去、月経痛、腰痛などの痛みを改善し、再発の予防に有効です。
 (加減1)
 きゅう帰調血飲第一加減の代わりに当帰芍薬散+桂枝茯苓丸でもいいでしょう。
 (加減2)
 便秘傾向の場合は、当帰芍薬散+大黄牡丹皮湯。
 (加減3)
 主な症状が下腹部痛の場合は、折衝飲。
 (加減4)
 月経過多の場合は、きゅう帰膠艾湯を併用します。

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