子宮筋腫には、発生する場所によって幾つかの種類があります。子宮の構造は三角形をした子宮腔の粘膜層を、2cm程度のの子宮筋層と言われる伸縮性のある平滑筋が覆っていて、更にその表面をしょう膜と言う薄い筋肉が包んだ形になっています。
子宮の先端部分には膣があり、外性器に繋がっています。子宮筋腫は、これらの子宮の組織に出来ますが、子宮の外側を覆っているしょう膜の下に出来る子宮筋腫をしょう膜下筋腫、子宮筋に出来る子宮筋腫を筋層内筋腫、子宮腔に出来る子宮筋腫を粘膜下筋腫と言います。
通常一番多い症例は、筋層内筋で子宮筋腫全体の70%に及びます。次にしょう膜下筋腫腫ですが子宮筋腫の20%、粘膜下筋腫は最も少なく10%となっています。