子宮筋腫の中でも、症例が最も少ない子宮筋腫が粘膜下筋腫です。およそ子宮筋腫の10%が粘膜下筋腫と言われています。粘膜下筋腫は、子宮の子宮内膜の下に出来る子宮筋腫で、最も重篤な子宮筋腫の部類に入ります。
粘膜下筋腫の特徴は、子宮内部に向かって大きくなることで、外に向かって大きくなるしょう膜下筋腫とは正反対です。大きさに関わらず出血を起こしやすくなり、過多月経などの傾向を示すのも、粘膜下筋腫の特徴ですが、受精卵の着床する子宮内膜の近くに出来るため、不妊や流産の原因になることが多く、粘膜下筋腫が大きくなると、筋腫分娩と言われる、腫瘍が膣からはみ出してくることも有ります。