しょう膜下筋腫は、子宮の一番外側の組織であるしょう膜と子宮筋層と言われる1~2cmの厚さの筋肉層の間にできる子宮筋腫です。
しょう膜下筋腫は、子宮の外側に向かって大きくなる特徴があり、かなり大きくなる傾向にありますが、ほとんど痛みを感じることもなく、人によっては太ったと勘違いされるケースもあるほどです。
不妊などの障害を起こす事もほとんどなく、自覚症状のないまま閉経を迎えるタイプの子宮筋腫で、子宮筋腫の20%ぐらいがしょう膜下筋腫といわれています。
しょう膜下筋腫は大きくなると、下腹部のしこりや腹痛、頻尿などの症状が出る場合があります。
また症例は少ないのですが、子宮の外側に伸びたしょう膜下筋腫が捻転を起こすと、激しい腹痛に見舞われる場合があります。