肥満は多くの病気を引き起こす因子となるものですが、大腸がんのリスク因子には痩せすぎも含まれていることが分かっています。
肥満は閉経後の子宮体がんでは確実な危険因子とされており、腎臓がんや乳がんも確実と考えられ、その次に考えられているのが大腸がんというわけです。
男性については大腸がんと肥満に相関関係は見られませんが、女性の場合は大腸がんで死亡する確率が4倍近くに上がることが分かったのです。と同時に痩せすぎの女性も同じような結果が見られました。
肥満も痩せすぎもがん発生の確率を上げてしまう要因になりますが、どれくらいの体重ががんの予防に適しているかは分かっていません。適正体重がどれくらいであるかは別にして、痩せすぎも良くないということです。