待機療法とは、様子見をするということで、経過観察を行ないます。
経過観察とは、定期的に病院へ通院して、血液検査や超音波断層法などで子宮内膜の進行具合を診るものです。
通常初診の段階で、数ヶ月の待機療法が行なわれ、子宮内膜症の進展具合で、更なる治療計画が立てられますが、症状の重篤度によって、用いられる検査方法が大きな問題となります。
日本では、アメリカのように確定診断を下すところまで、明確な検査に関する指針がないため、産婦人科医によっては、精密検査を行わずに、無為に長期間の待機療法を行って、治療のタイミングを逸する事も、間々有ります。このような問題は、ひとえに確定診断の指針が確立されていない事が原因です。