子宮筋腫は、無症状の場合もあります。主な症状は大きくなるにつれて月経異常、不正出血
貧血、排尿障害、便秘、腰痛などです
一般に漿膜下、筋層内、粘膜下の順に症状が強くなっていきます。
症状は筋腫のタイプによりさまざまですが、一般にその症状が最も強いのは粘膜下、次いで筋層内、漿膜下の順で漿膜下筋腫の場合なんの症状も示さない人も少なくありません。
子宮筋腫の示す症状には次のようなものがあります。
1.月経過多
月経時の出血量が増え、レバー状の血液の塊が出ることがあります。
2.月経痛
月経がひどくなると下腹部痛や張り、頭痛、不安感などが起こります。
3.頻発月経
月経の周期が25日より短くなり、人によっては月に2~3回月経があることがあります。
4.不正出血
通常の月経以外のときに出血が起こります。
5.貧血
月経異常や不正出血などにより、鉄欠乏性貧血が起こり、息切れ、動悸めまい、つかれやすいなどの
症状がみられます。
6.頻尿、排尿困難、便秘、腰痛など
子宮筋腫が大きくなると、骨盤内にある膀胱・直腸や神経などが圧迫され、これらの症状がでてきます
7.不妊・流産
筋層内筋腫や粘膜下筋腫では、子宮内膜に受精卵が着床するのをじゃまするために、不妊の原因
となることがあります。
また、筋腫の場所によっては、流産や早産の原因となることもあります。