抗がん剤が効くがんと効かないがん

抗がん剤はすべてのがんに有効というわけではありません。抗がん剤のがん細胞を死滅させる効果を薬剤感受性と言いますが,この薬剤感受性はがんの種類によって大きく異なり,もっとも効果のあるものから,ほとんど効果が期待できないものまで,4段階に分けることができます。
がんの組織型,病期によっても異なることがありますし,放射線治療など他の治療法と併用することで,効果が上がる場合もあります。
抗がん剤がよく効くがん
慢性・急性骨髄性白血病
悪性リンパ腫
精巣腫瘍
子宮絨毛腫瘍
小児がん
抗がん剤が比較的よく効くがん
小細胞肺がん
乳がん
卵巣がん
膀胱がん
骨肉腫 など
抗がん剤があまり効かないがん
胃がん
大腸がん
非小細胞肺がん
子宮がん
食道がん 
前立腺がん など
抗がん剤がほとんど効かないがん
肝臓がん
膵臓がん
腎臓がん
胆嚢がん
甲状腺がん など
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