大腸がんの予防:葉酸

葉酸とはビタミンBの1種で、果物や緑黄色野菜などに多く含まれています。今この葉酸が大腸がんを予防する物質として注目を集めています。
体内の葉酸のわずかな減少でも大腸がんの発生率を高めることや、葉酸が不足することで大腸腫瘍の発生率が高まるということが証明されています。
葉酸を1日に400μgを摂取する人と、まったく摂取しない人を比較すると、葉酸を摂取した人は摂取していない人よりも大腸腫瘍のリスクが50%近く低かったことが認められています。
大腸がんにも同じような予防効果があり、これは葉酸のサプリメントを10年以上飲み続けた人だけがみられました。つまり葉酸は大腸がんの早期の家庭で作用するのではと考えられています。
葉酸は大腸がんに対する予防で注目されているわけです。がんのメカニズムに関していうと、葉酸は正常な細胞の代謝に作用するビタミンなので、不足すると遺伝子が傷ついたり修復できなくなってしまうからです。
大腸がんを100%予防すると証明されたわけではありませんが、多くのがんを予防するものに比べても、最も副作用がない成分として期待されている成分です。
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腎臓の病気:腎臓結石

腎臓結石の主な成分はカルシウムですが、これにはシュウ酸カルシウムとリン酸カルシウムがあり、この2つで尿路結石の80%以上を占めます。
この他、痛風の原因ともなる尿酸や、アミノ酸や、尿に細菌が入って感染を起こした時にできやすいリン酸マグネシウムアンモニウムなどがあります。
年間どのくらいの人が尿路結石に悩まされるかというと日本では人口10万人で約53人位。また、一生涯の間に100人のうち4人が一度は尿路結石になると言われています。
尿には種々の物質が溶けて体外へ排出されるわけですが、"コーヒーや紅茶に砂糖を入れすぎると濃度が濃すぎて溶けきれない"と同様に、尿中でも種々の物質が溶けきれずに析出して核ができ、次第に結石としての形をとってきます。
この現象は腎臓の乳頭部という尿のしみ出してくる所で起こるのですが、石が乳頭部を離れて、腎杯や腎盂で詰まってしまったり、更に移動し尿管に落ちてくると症状がでてきます。
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C型肝炎の感染予防

C型肝炎があるからといって、ほとんど感染する必要はないといわれています。
C型肝炎が感染するためには、C型肝炎の人の血液が他の人の血液の中に入る必要があります。
一緒に入浴しても大丈夫でしょうし、洗濯も一緒に洗っても大丈夫であるといえます。
しかし、C型肝炎の人が出血した場合は、多少の注意が必要です。
出血があるパターンとしては、鼻血やころんで怪我をしたときなどは出血がありますので、処置をしたティッシュなどは、しっかりと血液が他に付着しないように捨てるようにする必要があります。
歯ブラシは、歯茎から出血することがありますから、共用すると感染する可能性がないとはいえないので、避けるようにします。
かみそりについても、肌から出血する恐れがありますので、共用しないようにします。
血液以外にも、唾液でもC型肝炎に感染するのではないかと考える人もいるかもしれませんが、基本的に唾液でC型肝炎に感染するということはありません。
C型肝炎があるからといって、あまりにも神経質になる必要がありませんが、出血の恐れがあるものに関しては、ある程度の注意が必要になってくると考えられます。
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食道がん(食道癌)の治療-放射線療法

放射線療法は放射線を使ってがん細胞を殺す治療方法です。
食道がんの場合、以前は予後の改善を目的とした放射線単独での治療が行われてきましたが、その後の研究の結果、予後の改善が認められないうえ、合併症の増加を招くことも多いことがわかってきたため、現在では放射線療法を単独で行うことは一般的ではありません。
通常は抗がん剤と併せて行う放射線化学療法が行われます。抗がん剤の副作用が強く出てしまう、高齢者、合併症があるなどの理由で抗がん剤が使えない場合には単独で放射線療法が行われることがあります。
骨への転移のための痛み、脳転移の神経症状、呼吸の苦しさなどの症状を緩和する目的で放射線療法が行われることがあります。
正常な細胞に放射線が照射されると細胞がダメージを受け副作用が出ることがあります。副作用には治療中又は治療直後にでるものと、半年~数年後にでてくるものとがあります。
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胃がん 免疫力を上げる

がんの予防の1つとして、がんに対する抵抗力をつけるために、免疫力を高める方法があります。
免疫力を高めるためには、どのような食事を心がければよいのでしょうか。
おすすめの食材として玄米があります。
玄米には、糖質をはじめ、たんぱく質、脂質が含まれ、ビタミンバランスも整っています。
また、ミネラルも豊富で、健康な細胞をつくるのに、非常に良い構造をしています。
玄米に少しおかずを加えるだけで、必要な栄養分が十分摂取することができます。
玄米は、体を冷やさない効果があります。近年、低体温、低血圧、冷え性の方が多く、これらの要素を持ち合わせている人は、血液の循環が悪いため、汗もかきにくくなっています。
このような体質になると、免疫細胞が活発に動かなくなるため、免疫力も低下してしまいます。
このような事態を避けるためにも、玄米は役立ちます。
ポリフェノールも積極的に摂りたい成分です。人の体では、活性酸素が常に発生しています。この活性酸素は、脂肪と結び付くと、がんの原因になる成分です。
ポリフェノールには、この活性酸素を取り除くことができる抗酸化作用があります。ポリフェノールを豊富に含む黒豆や黒ゴマ、プルーンなどを食べることをお勧めします。
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肺がんと遺伝との関係

がんの遺伝については、現在はまだ研究段階で、明確なことはまだ解明されていません。
 しかし、大腸がんについては遺伝性があることが認められていて、その他のがんについては遺伝性については断言できません。
 肺がんについては遺伝性は、がん遺伝子的素因との関連が深いと考えられる事で、直接関与するものではないようです。
 しかし、がんは一部を除いて遺伝はしないと考えられています。
 また、遠回しな言い方になりますが、肺がんにかかりやすい体質が遺伝するともいわれます。
これは、肺がんは遺伝性があると解釈すればよいのでしょうか。
 肺がんは、そもそも肺の正常な細胞ががん化することで発症します。
 これは、正常な細胞の遺伝子情報が狂い、正常な細胞にならず悪性のがん化した細胞に変異することで始まり、徐々にがん腫瘍を形成するものです。
 肺がんの遺伝性は統計から見ると、家族にがんの発症歴がある家族とそうでない家族とでは、明らかに発症歴のある家族の方が、がんの発症の確立が高いことがわかります。
 その確立は3倍にもなります。
 いかし全く関係ない場合もあることから、確立はどの程度まで数値が上がれば、遺伝性が認められるかの判断になります。
 また、肺がんの発症には日常の生活習慣や食生活、喫煙歴があることも関係します。
 肺がんの発症リスクに遺伝子が関係しているとすれば、がん抑制遺伝子の一つである「p53がん抑制遺伝子」が関わっていると考えられます。
 この「p53がん抑制遺伝子」を利用した遺伝子療法が、現在臨床の段階で研究されています。
 肺がんと遺伝の関係は明確ではありませんが、遺伝子を利用して治療法は、有効な治療法として確立しようとしています。
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卵巣がんの病期(ステージ)

卵巣がんのステージは下記の通りです。
・I期
がんが片側、もしくは両側の卵巣にだけに留まっている状態。
卵巣表面にがんが認められる場合、腹水の細胞診断で悪性と判断された場合、被膜破綻、いずれかの場合がI期となります。
・II期
がんが卵巣の周囲(骨盤内の卵管、子宮、直腸、膀胱など)の腹膜に転移している状態。
腹膜とは、内蔵の表面を包んでいる膜のことで、腹膜と腹壁の内側の膜がひとつながりになり、腹腔と呼ばれる大きな袋を作っています。
IIa期: がんは子宮・卵管の両方もしくは片側へ広がっています。
IIb期: 骨盤内のその他の膀胱・直腸など骨盤内組織に広がっています。
IIc期: がんが骨盤にある組織に進展し、腹水や腹腔洗浄液が悪性細胞陽性のもの。
・III期
がんが卵巣の周囲(骨盤内)の腹膜だけではなく、骨盤外の上腹部や後腹膜リンパ節に転移している状態。
後腹膜とは、大動脈、下大静脈、腎臓、尿管などがある場所です。
IIIa期: がん細胞が腹膜の表面に広がっている状態。
IIIb期: 腹膜に広がっているがんが直径2cm以下の状態。
IIIc期: がんがリンパ節に転移し、腹膜に広がっているがんが直径2cm以上の状態。
・IV期
卵巣がんが腹腔外に転移しているか、あるいは肝臓に転移している状態。
I、II期は手術で完全に切除できます。
しかし、III、IV期は手術だけでは完全に取り除くことができません。
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