葉酸とはビタミンBの1種で、果物や緑黄色野菜などに多く含まれています。今この葉酸が大腸がんを予防する物質として注目を集めています。
体内の葉酸のわずかな減少でも大腸がんの発生率を高めることや、葉酸が不足することで大腸腫瘍の発生率が高まるということが証明されています。
葉酸を1日に400μgを摂取する人と、まったく摂取しない人を比較すると、葉酸を摂取した人は摂取していない人よりも大腸腫瘍のリスクが50%近く低かったことが認められています。
大腸がんにも同じような予防効果があり、これは葉酸のサプリメントを10年以上飲み続けた人だけがみられました。つまり葉酸は大腸がんの早期の家庭で作用するのではと考えられています。
葉酸は大腸がんに対する予防で注目されているわけです。がんのメカニズムに関していうと、葉酸は正常な細胞の代謝に作用するビタミンなので、不足すると遺伝子が傷ついたり修復できなくなってしまうからです。
大腸がんを100%予防すると証明されたわけではありませんが、多くのがんを予防するものに比べても、最も副作用がない成分として期待されている成分です。