前立腺がんは、以前日本では非常に少ない病気でしたが、食生活やライフスタイルの欧米化により、今では増えている病気です。
以前なら前立腺がんに侵されているにもかかわらず、見過ごしたまま死亡する人もいたのですが、今では検査技術が発達したために、多くの人に発見されるようになったことも増加の原因です。
前立腺がんは人種や遺伝も大きく関係しており、これらは変えることはできませんが、食生活は簡単に変えることができます。
欧米食よりも日本食のほうが体には良いことがわかっています。
何が違うかというと、動物性脂肪の量です。肉を食べるのはあまり前立腺がんにはよくないということです。
動物性脂肪は肉だけでなく、チーズや牛乳といった乳製品にも含まれているので注意が必要です。
塩分をとりすぎるのもよくありませんから、イカの塩辛や魚の干物など塩分が強すぎる食べ物は控えたほうが良いでしょう。
食物繊維をとることは、前立腺がんの予防に役立つそうです。
伝統的な日本食である味噌、納豆、豆腐には多くの食物繊維が含まれているので、たくさん摂取するとよいでしょう。
欧米料理は基本的に、油や脂肪分が多いので、避け、日本食を摂りつつ、塩分を控えるように気をつけることが予防につながります。