すい臓がん(膵臓癌)の診断:病理学的検査

すい臓がんの検査には次のようなことを行います。
①血液検査 ②画像検査 ③病理学的検査、以上の3つです。
③の病理学的検査では、すい生検というすい臓に針を刺し、組織を採取して癌があるかどうか調べる検査をします。
この検査は、最初に腫瘍マーカーと画像検査をしてそれでも分からない場合に行われる最後の手段です。
最初の二つの検査に比べ、患者さんが受ける負担がとても大きいです。
生検組織診とは、例えば、胃を内視鏡検査で検査し、病気が見つかると内視鏡下によりその部分の組織を一部だけ採取し、病理部門で採取したものに染色を施して顕微鏡で病理検査を行い診断をすることです。
病理診断とは、主に研究をする基礎部門と、治療をする臨床部門を結びつけるところです。
主な仕事は、①『細胞診・生検組織診』という採取した細胞や組織を検査するところ ②『術中病理診断』という手術中に良性か悪性かの検査をするところ ③『手術標本病理診断』という手術で摘出された標本を使う ④『病理解剖』という亡くなった患者さんの死亡原因をしらべる、などが主な仕事です。
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