胃がん 再発防止に効果のある食事

胃がんの再発防止には、
どのようなことに気を配れば良いのでしょうか。
胃がんに関しては、
とくに塩分の摂取量を控えることが大切です。
がん予防のために推奨される1日の塩分摂取量は、
6g以下とされています。
しかし、日本人の1日あたりの平均塩分摂取量は、
約13gとなっています。
ですから、意識的に塩分を控えないと、
6gという量に抑えることは困難です。
まずは、この平均値より下げることからでも、
はじめてみましょう。
そこで、塩分を控えるための食事のポイントを紹介します。
まず、みそ汁などの汁物は、1日1杯までにしましょう。
そして、漬物やつくだ煮は、
なるべく避けるように心がけます。
また、調味料は知らないうちに多めに使ってしまう傾向があるので、
計量スプーンなどできっちり計ってから使います。
その他、塩分の高い食品として、加工食品があります。
ハムやソーセージ、練りもの、干物、インスタント食品など、
日常的に食べることを控えることが大切です。
そうはいっても、塩分を使用すると食が進み、
うまみを出すには必要な調味料です。
ですから、献立全てを薄味にするのではなく、
一部はしっかり味のついたものを加えたり、
少しの塩分でも、舌に濃く感じるような調理法を取り入れるなど、
料理の仕方を工夫するようにしましょう。
このように、塩分を控えることは、
胃がんだけでなく、他の成人病にも効果があります。
今までの食生活を振り返って、塩分を摂り過ぎている傾向があれば、
少し控えてみましょう。