世界中で知られるように、タバコは多くのがんを引き起こす原因のひとつとなっています。それは、食道がんだけではありません。特に、「咽頭がん」については、がん発症の最大の原因とも言われています。肺がんでも7割以上、食道がんでも約半数がタバコによって引き起こされているのです。ご存知のようにタバコには、「ニコチン」「タール」「一酸化炭素」など、多数の化学物質が含まれています。
分かっているだけでも、発がん性の成分は60種類も含まれているのです。中でも、特に問題視されいるのが「ニコチン」。ニコチンは中毒性が高く、悪玉コレステロールを増加させる働きがあります。「心筋梗塞」などの重篤な疾病を引き起こすことも。タバコは食道がんにも大きな影響を与えます。タバコによって、のどの粘膜が刺激を受け、細胞ががん化し、食道がんになってしまうことも。