子宮頸がんの1b期の治癒率は約76.6%といわれています。
1b期では広汎子宮全摘出術や骨盤リンパ節郭清術などが主に行われます。広汎子宮全摘出術では子宮だけではなく子宮、卵巣、卵管、子宮を支えている靭帯などを骨盤壁近くまで摘出し、膣の一部も摘出します。
骨盤リンパ節郭清術ではリンパ節をきれいに切除します。
広汎子宮全摘出術の手術による影響広汎子宮全摘出術では、切除する範囲が広くなるため、合併症が起こる可能性があります。合併症には排尿困難などの膀胱機能障害や便秘、足のむくみなどがあります。
膀胱機能障害や便秘などは骨盤神経叢を手術で傷つくことが原因であり、足のむくみなどはリンパ節郭清術でリンパの流れが悪くなることで、リンパ浮腫といわれるむくみが起こりやすくなります。