日本での食道がんによる年間の死亡者数は約1万人で、がんによる死亡者数全体の3%ほどにあたり、男女比でみると、圧倒的に男性の方が多くなっています。
食道がんの生存率は、がんの進行度や治療内容によって違ってきます。食道がんの場合、初期の段階での発見が難しく、多くの場合が進行がんとして診断されるので、生存率は思わしくない結果となっています。
手術から5年後の生存率
がんが食道の粘膜にとどまっている早期がんの場合は 約80%
がんが食道の粘膜下層にまでひろがっている場合は 約50%
がんが食道の固有筋層にまでひろがっている場合は 約20%
がんが周囲の臓器にまでひろがっている場合は 10%未満
がんが遠隔した臓器やリンパ節にまで転移している場合 3%未満
手術ができない場合、その患者の余命は、多くの場合、がんの診断後半年から2年前後という結果になっています。
食道がんの5年生存率
ステージⅠ期 約80%
ステージⅡ期 約40%
ステージⅢ期 約20%
ステージⅣ 約10%