食道がんになりやすい人もあります。言いかえれば、食道がんになりやすい生活を送っている方ということ。もし、あなたも当てはまる項目があれば、改善できるように努力しましょう。食道がんになりやすい方とは、まず、喫煙、飲酒の習慣がある方。
このどちらか一方でも、がん発症の原因となり得るのです。ましてや、どちらも習慣化している方となると、非常にハイリスクを背負っていることに。お酒を飲んだら、すぐに顔が赤くなるのに、付き合いでアルコールを飲む機会が多いという方。しかもタバコを吸いながら飲むことも多い・・・。こんな方は、高いがんのリスクを背負っていると自覚する必要があります。
お酒の弱い方が飲み続けるということは、一般の方よりも食道がんの発症率を12倍にもアップさせるということ。要注意です。また、50才以上の方も注意が必要です。50才を過ぎると、体内にはかなりのダメージが蓄積されているものです。加齢による体の老化に伴って、蓄積されたダメージが一気にがん細胞化する可能性も高くなるのです。
また、「逆流性胃炎」にないやすいという方も注意しましょう。炎症が長引くと、食道がん発症へと繋がる、「バレット粘膜」になってしまうことも。逆流性胃炎は見逃されやすい症状ですが、実は徹底的な検査を受ける必要がありますよ。さらに、性格的に心配性な方、イライラしやすい方も、食道がんになりやすいと言われています。このような性格は、免疫機能へも影響をもたらすことがあります。
性格的なものもそうですが、日頃の食事も関係が深いと言われています。塩分の高い食事、辛い食事を好む方、野菜や果物の摂取量が少ない方は食生活を見直す必要があるでしょう。のどや食道の粘膜に負担を掛ける食事、ミネラル不足は、食道がんの原因となるのです。
食道がんは、意識していれば、ある程度予防できるがんです。リスクの高い方や食道がんになりやすい性格の方などは、改善することを心掛けましょう。改善できる点は、しっかり見直す。これが一番簡単な、食道がん予防策と言えるのです。