食道がんは悪性度が高いといわれていますが、
早期発見できれば、内視鏡的粘膜切除術で切除された後の5年生存率は100%です。
内視鏡的粘膜切除術で切除できない場合でも、手術で切除できれば
5年生存率はほぼ100%です。
ただ食道がんは転移しやすいという特徴があり、頸のリンパ節などへ転移しやすいといわれています。
リンパ節への転移があった場合、生存率は大幅に低下し20%程度とも言われています。
食道がんはリンパ節から、早期に肝臓、肺、骨、脳などに転移します。
いったんこのような臓器に転移すると、化学療法を行うしか方法がありません。
よって、食道がんは何より早期発見が重要です。
特に食道がんは、いったん進行すると急に治癒率が下がります。
人間ドックでの検査を恐れず、少しでもおかしいな?という自覚症状があったら検査を受け、
早期発見・早期治療を行いましょう。