胃がん治療中の食事 おススメの食材

それでは、胃がんの治療中におすすめの食材とは、どのようなものがあるのでしょうか?
まず、ごはんやパン、麺類といった穀物は、力のもとになるので、主食としてお勧めです。
しかし、おかゆや麺類などは、あまりかまずに食べてしまうことがあるので、意識してゆっくり食べることが必要です。
ただし、穀物の中でも、お赤飯やラーメンは、しばらく控えた方が無難です。
そして、魚や肉類、大豆製品などのたんぱく質は、体力の回復にも貢献してくれます。
できることなら、1日あたり70から80グラムのたんぱく質を、摂取することをお勧めします。
しかし、同じものばかりから摂ると、栄養が偏ってしまうので、さまざまな食品から摂るように心がけましょう。
魚は、脂肪の少ない白身魚を使います。
肉類も、脂肪の少ない赤身を摂取しましょう。
鶏肉の場合であれば、ささみのような脂肪が少ない部位を選びます。
その他、レバーは消化も良く、貧血予防にもなるので、積極的に摂りたい食品の1つです。
牛乳や卵は、消化も良いので、毎日とっても構いません。
ただし、牛乳は、満腹感があるので、間食に飲む方が良いでしょう。
野菜、海藻類においては、繊維質の多いものは消化が悪いので、手術後などは避け、症状が落ち着いてからにすることをお勧めします。
果物に関しても、繊維質が少なく、やわらかいものから食べることが大切です。
とくに、体の調子が回復していない時期は、
加熱したコンポートやももの缶詰などが最適です。
このように、胃がんの治療中に関しては、消化の良いものを中心に、ゆっくりよくかんで食べることが大切です。
食事時間をたっぷりとって、ゆとりをもって食事をしましょう。