胃がん治療中の食事 治療効果のある食事

胃がんの治療中には、どのような食事を摂れば良いのでしょうか。
治療の効果をあげるためには、少しでも体力をつけ、免疫力を低下させないようにすることが大切です。
そのためには、できるだけ色々なものを食べ、バランスの良い食事を心がけましょう。
まず、エネルギー源である穀物は、退院直後であれば、おかゆや軟らかいごはん、トーストしたパン、うどんが食べやすい食品です。
退院して、しばらくたった頃になると、そばやマカロニなども、食べることができます。
そして、退院3カ月を過ぎると、スパゲティーやお寿司、赤飯やラーメンも少量であれば、食べても構いません。
次に、たんぱく質である魚や肉、豆製品は、
退院直後の場合、白身魚、かき、はんぺんがお勧めです。
そして、ペースト状のレバーや、ほぐしたささみ、
豆腐や豆乳も食べやすいでしょう。
しばらくして食事が安定してくると、エビやつみれ、
赤身のひき肉、納豆や湯葉も食べられます。
退院後三カ月過ぎた頃には、イカやタコ、牛肉、
油揚げやがんもどきなどを食べても、問題がありません。
最後に、ビタミン、ミネラル類に関しては、
退院直後の場合、野菜は、皮をむいて軟らかく煮て食べると、
人参や大根、かぼちゃやホウレンソウでも、
食べることができます。
果物は、缶詰やコンポート、
ジュースにすることをお勧めします。
そして、しばらくして体が慣れてくると、
トマトやキュウリ、レタスなども食べることが可能です。
また、退院して3カ月を超えると、ブロッコリーやキャベツ、
のりやわかめも、少量であれば構いません。
このように、エネルギーのもとになる穀物やたんぱく質、
ビタミン、ミネラルを中心に、消化の良いものから順に食べていくと、
不快な症状も起こしにくくなります。
焦らず、ゆっくりと体を慣らしていきましょう。