発ガン予防にごぼう 植物繊維とは人間の体内では消化されない物質のことで、セルロース、ペクチン、リグニンなどがあります。最近ではこらの成分が血中のコレステロール値を下げる働きをするというので注目されています。 リグニンは、お茶に含まれるタンニンと似た構造をしており、制ガン効果があることもわかっています。
ですから中高年以上で、高血圧、動脈硬化、ガンなどの恐れがある人は、いつもきんぴらごぼうなどの“おふくろの味”を食べることをすすめます。
ガン予防に椎茸(しいたけ) 椎茸(しいたけ)の子実体といわれるかさには、エシチンという抗ガン物質があることが発見されました。子実体だけではなく、菌糸体にも、その成分中の多糖類に抗ガン作用があることもわかっています。
レニチナンは消化器等から吸収されないので注射で投与しなくてはいけませんが、菌糸体の抽出液は経口投与でも効果はあります。 またレンチナンはガンの発育を阻害させるだけではなく、ガンの発生を抑える作用があることもわかっています。これら多糖類が直接ガンを殺すのではなく、体の免疫機能を高めるからといわれています。
いずれにしても、椎茸(しいたけ)は副作用もなく、ふだんからきちんと食べていればガンを防ぐ特効薬になるといえます。
ガンを抑える大根(だいこん) 大根(だいこん)は含有量から言えば、根の部分よりも葉の部分の方が多く含んでいますが、葉は熱に弱いので、むしろ生で食べられる根の方が、体にとり入れやすいといえます。
ビタミンCは、風邪を予防したりストレスを和らげたりします。また、発ガン性物質の生成も妨げると言われています。
がん予防にチーズ チーズはビタミンAが豊富です。ビタミンAは、皮膚や粘膜、目を守る働きをします。不足すると視力が低下し、とりめになったり、肌がカサカサしてきたり、風邪を引きやすくなったりします。
ビタミンAもがんの予防に効果があることがわかっています。
発がん性を防ぐ緑茶 緑茶に含まれているタンニンの還元作用で六価クロムなどの有害重金属イオンを三価にする働きや、有害変異原物質の抑制力もあることから、発がん性をおさえてくれます。
がん予防に納豆 ヨーグルトの乳酸菌は、発がん物質ができるのを防いでくれます。胃がんや肝臓がんの原因であるらしいニトロソアミンや、膀胱がんの原因とみられるインドール、直腸がん胆汁酸誘導体などの発がん物質は、体に悪い作用をする腸内細菌が働いて作られるのです。こうした働きを防ぐのが、ヨーグルトの乳酸菌です。
ガンを防ぐ大豆 大豆には、タンパク質の消化酵素の働きを阻止する、トリプシンインヒビターという成分があります。これは生では消化不良の原因となりますが、加熱するとほとんど壊れてしまいます。 そのわずかに残ったトリプシンインヒビターに、ガンや糖尿病を防ぐ効果があるのです。
トリプシンインヒビターは水といっしょに長時間加熱すると効力を失います。いり豆や、きな粉等の加工食品に多く含まれています。
がん予防にゆず(柚子) ゆず(柚子)に含まれているビタミンCにはウイルスへの抵抗を強める働きがあるので、がんの予防にもなります。これはビタミンCによってインターフェロンが、ウイルスを防ぐからです。
またビタミンC自体が代謝されるときに活酸が発生し、これがウイルスやがんの核をそこなわさせて、がんが大きくなるのを防ぐ働きをするとされています。
がんを抑制するマッシュルーム キノコ類には多糖質を含んだものが多く、レンチナンなどが含まれています。レンチナンには、免疫機能を高め、がんの発育を抑えて退縮させるだけでなく、がんが発生するのを抑える力もあります。
がん予防にピーナッツ ピーナッツにはビタミンEが含まれています。発がん物質や過酸化脂質からフリーラジカルが生成されて、細胞が異常増加を続ければがんになりますが、このフローラジカルを生成されないように予防する効果が、ピーナッツのビタミンEにあります。
がん予防ににんにく にんにくの成分の中に有機ゲルマニウムがあり、生物が生きていくのに欠かせない酵素を運ぶ働きをし、尿と一緒に全部排出されるので副作用などの害がありません。
ゲルマニウムは、体内で臓器中の有害重金属の除去、肝機能障害や悪性腫瘍の予防に役立つといわれています。がんの治療では、放射線の効果を上げるとともに、体内での酵素の利用を高めることによって、放射線のマイナスを防ぐものと見られています。
にんにくを食用するとき、取りすぎは危険です。取りすぎると、にんにく精油の溶血作用により、血液中の色素ヘモグロビンをとかし、貧血を起こすこともあります。
がん予防ににんじん(人参) にんじん(人参)は、ビタミンAの宝庫と言われ、これには上皮細胞を形成し、機能を調整して、体内の粘膜を正常に働かす力があります。
ビタミンAが欠乏して、上皮細胞が扁平上皮化して粘膜を分泌しない細胞に変わることを化生といいますが、これは前がん状態によく見られます。これが目の粘膜に現れると、夜盲症になり、皮膚上部の皮脂腺を冒すと、ニキビや吹き出物になるのです。
にんじん(人参)は、ビタミンAと同じ効用のあるカロチンを豊富に含み、やはりがん予防に効果があるとされているビタミンCもあります。大腸がんの予防に効果的な食物繊維の多い栄養野菜の一つです。
がん予防になるにら にらに多いビタミンAは、粘膜細胞を正常に働かす作用があることから、粘膜に関するがんに影響があると報告されています。
ビタミンAを含む物質を、日常的に多量に摂取していれば、皮膚や粘膜細胞の異常増殖を予防し、ひいてはがんを予防するということになります。
がんを防ぐしそ しその強い防菌性を持つペリアアルデヒドが、腸内の細菌の腐敗を防ぎ、血液をきれいにし、造血を促進して貧血を治す効力を発揮します。また、制菌作用があるということは、このペルアアルデヒドがタンパク質を破壊し、その作用によって菌が殺されるということなのです。
非常に効力が強いこのタンパク質分解作用は、そのまま制がんとしての働きにも応用できます。ただ体内でのこのペリアアルデヒドが増えすぎると、がん細胞だけでなく、普通の体内のタンパク質にまで作用するという危険があります。ですから、1日に2~3枚が適量です。
この量なら毎日続けてもかまいませんが、2~3枚を毎日摂ってしまったら、体内の細胞にペリアアルデヒドが蓄積するかもしれないので、次の数日はしそを食べないという風にバランスをとっていくことが大切です。