腫瘍マーカー検査というのは、がん細胞が体内にある場合に増える物質の量を確認する検査で、一般的に大腸がんでは【CEA】と【CA19-9】と呼ばれる腫瘍マーカーが使われます。
腫瘍マーカー検査は、便潜血検査と同じように比較的簡単にできる検査のひとつなので、大腸がんのみならずさまざまな癌の検査方法として広く実施されています。
ただし、腫瘍マーカーは癌だけでなくその他の病気で増加する場合もあることや、早期がんなどでは腫瘍マーカーの数値が上がらないことも多いことなどから、腫瘍マーカー検査のみで癌の確定診断ができるとは限らず、あくまでも診断の補助材料として捉えておくのが良いと思われます。