乳腺炎は、細菌感染によって乳腺に炎症が起こる病気です。
授乳期に、赤ちゃんがうまく乳汁と吸えないと、乳管内に乳汁がたまって炎症を起こし、乳房の赤み、腫れ、痛みや高熱などが現れます。
治療には、抗菌薬が用いられます。
授乳期以外に、乳腺炎と同じような症状があらわれた場合には注意が必要です。
その場合は、特殊なタイプの乳がんで、非常に治りにくい炎症性乳がんの可能性があります。
また、慢性の乳腺炎の可能性もあります。
これは閉経期の女性に見られます。
いずれにしても細胞診などを行って、鑑別することが重要です。