逆流性食道炎は、胃酸が逆流して食道内に長時間とどまることにより、炎症を引き起こしてしまう病気です。
胸焼けやつかえ、げっぷなどの症状が表れますが、少しでもおかしいと感じたら、なるべく早く医者の診察を受けるように心がけてください。
逆流性食道炎では症状の進行度合いによって、5段階に分けられています。
レベル1:逆流性食道炎のなかでも最も症状が軽く、油を多用した食事をとると胃に不快感を感じつ程度です。
レベル2:油の多い食事をとった後に、強い俯瞰間を感じます。
レベル3:油多い少ないに関わらず、胃に強い不快感が表れます。
レベル4:胃の強い不快感に加え、体を横にするとせきがでます。
レベル5:座ったままでもせきが続きます。
そのまま放っておくと、逆流性食道炎は確実に悪化します。
食道に胃酸が滞留し続けたままだと、食道の粘膜は胃酸に耐えるために、胃の粘膜と同じ形状に変化します。これは食道がんの一種であるバレット腺がんと呼ばれ、命に関わる病気として知られています。そうなる前に早急に医者の診察を受けたほうが良いでしょう。
また、一度逆流性食道炎にかかってしまうと、再発の可能性が非常に高くなるといわれています。
逆流性食道炎の原因には、生活習慣や食事が大きく関係していますので、予防のためにも生活習慣と食事を見直すことをおすすめします。肥満の方は、ダイエットをして体重を減らす努力をしておくと良いでしょう。