食道良性腫瘍の主な症状
食道にできる良性の腫瘍(シュヨウ)に、食道平滑筋腫(ショクドウヘイカツキンシュ)という病気があります。粘膜下腫瘍(ネンマクカシュヨウ)と言って、粘膜の下に、ちょうど絨毯(ジュウタン)の下に野球ボールが隠れたような状態で出てきます。ですから、腫瘍の表面は周囲と同じ外観です。食道の下部に発生することが多く、大きくなるとつかえの症状が出てきます。
食道良性腫瘍の検査方法 内視鏡検査を受けたときに、偶然発見されます。粘膜の下にできているので、ただ表面が盛り上がった状態しかわかりません。大きくなると悪性腫瘍との鑑別が不可欠なので、超音波内視鏡で粘膜の下をきちんと検査します。
食道良性腫瘍の治療方法
食道良性腫瘍のうち、小さなものは経過観察のみですが、大きなもので症状があったり、悪性との鑑別が難しい場合は、切除することがあります。