肺がんの特徴

肺がんの現状
 肺がんは現在、日本人のがんで最も死亡率の高いがんです。
 かつては、胃がんによる死亡率が最も高かったのですが、
 1998年以来、肺がんが胃がんを抜いてがんの部位別死亡率の
 1位になりました。
 肺がんは50歳代以上の人に多いがんです。
 その主な原因として、喫煙者が多いこと、十分な喫煙対策が
 行われていないことなどがあげられています。
肺がんの特徴
 肺がんは性質の異なる4種類のタイプのがんができます。
  腺(せん)がん 肺がんの中では最も多い。原因はまだ
わかっていない
扁平(へんぺい)上皮がん 喫煙の影響をうけやすく、80%は太い気管支壁にできる
小細胞がん 喫煙歴のある人に多い。肺がんの
約15%を占め、最も悪性度が高い。
大細胞がん 大きながん細胞を含む組織で、肺がん全体の
5%程を占める。
 
症状
 肺がんは早期には症状が起こりにくく、発見されにくいという特徴があります。
 また、気管支と肺との境目のあたりを肺門部といいますが、その境目から遠くなる 所(肺野部)のがんはさらに症状が出にくいので、発見されにくいのです。
 最初に気付く症状として、「せき や 痰、そして血痰」です。
 特に1日にたばこを 30本以上吸う人で、血痰が出た場合は、
 危険信号です。
 思い当たる方は早急に病因へ受診されることをおすすめします。
 そのほかに、呼吸困難、胸の痛み、発熱なども症状の一つとして出ます。
 肺がんが進行すると声が枯れる場合があります。声帯を動かす神経が
 肺のそばを 通っており、がんがその神経を障害することがあるためです。
 大きくなったがんが食道を圧迫し始めると、食べ物や飲み物がのどに
 つかえるようになります。